マイガーデン:生命力 FUJIFILM X Series facebookより転載

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【和の「写心」By Masaaki Aihara】
「マイガーデン:生命力」
FUJIFILM X-T4 + ZEISS Touit 2.8/50M
フィルムシミュレーション:Velvia
日本列島が花盛りの今、どこに撮影に行こうか迷っている人も多いはず。SNSやカメラ情報サイトをチェックしても仕事が忙しくて遠くに行けない。学校や家事で遠くに行けない人も多いはず。僕も仕事が立て込んで、例年撮影している桜の撮影に今年は行くことができない。そんな人にアドバイスをひとつ、幸せの青い鳥は、実は家など、あなたの身近にいる。


今週の作品は我が家の庭で撮影したカイドウの蕾。小さいながらも我が家には庭がある。毎年3月、桜が咲く頃にカイドウが真っ赤な蕾をつけて、庭を華やかにしてくれる。家の前を通る近所の人も楽しみにしてくれている。実はこの「和の写心」シリーズが始まるきっかけになったのが庭での撮影。Xマウントシリーズが誕生して10年。9年ほど前に、手軽に撮って出しで、最高の画質が楽しめるXの作品をいかにして皆さんに知っていただくか?遠くに行かなくても、特別な環境でなくとも、日常の中で、手軽に高画質の作品が撮れる。それを訴求しようという事で始まったのがこのシリーズだ。毎日眺めている庭や、ご近所でも、Xを使えば簡単に思い通りの絵造りができることを伝えられるような作品をアップすることから始まった。X100やX-Pro1が出た当時、多くのデジタルカメラではレタッチなしでは色再現が思い通りにいかなかった。手軽に撮って出しで、日常を作品にできる。それは当時、そして今日でもXシリーズの大きなアドバンテージだ。


日常の中で撮ることは誰でもできる。時間がない人や旅に出ることが出来ない人でも撮影できる。見過ごしてしまうような日常の素晴らしい瞬間もカメラを持つことで、視点や感覚が研ぎ澄まされ見つけることができる。僕も外に出ることができない時期は、我が家の庭で撮影している。「うちには庭がないから撮れない」、そう言う人もいるかもしれない。例えば花を一輪買ってきておしゃれな花瓶、あるいはワインボトルに挿しただけでも作品として撮ることができる。まずは撮る気持ち、撮りたい気持ちを持つことが大切。知り合いの女性は、足がご不自由で外出できないので窓辺にお花を飾り、それを撮影して写真展をされた。熱い気持ちがあれば大丈夫なのだ。


熱い気持ちと言えば、今日の作品はカイドウの蕾。これから咲かんとして、熱い生命力がみなぎっている。僕は通常、花はASTIAもしくはPRO Neg .STDで撮ることが多い。だが今回は当初ASTIAにColorを+3にして撮影してみた。だが生命力のほとばしる赤を表現できなかった。なので普段花ではあまり選択しないVelviaにして撮影。詳細設定としてはColorを0と-1で撮ってみた。必要以上に色を誇張しないためだ。結果Color±0でも色再現が満足でき、これから咲き誇るエネルギー感が表現できた。
身近な場所、見慣れた被写体、マイペースに撮れる被写体。特別なものでなくてもXシリーズは撮る人の心を反映して作品にしてくれる。遠くに行く前に毎日身近なものを撮る。これが写真上達の極意なり。ただし、心の色が反映できるXシリーズを使うことが大切であることも付け加えておく。


Photography by Masaaki Aihara



webでの写真のフォトエッセイが中心ですが、その中で作品と音楽とのコラボの配信があります




相原正明撮りおろしのいいちこでおなじみの三和酒類 「koji note」 From OITA 風林光水 大分の光と物語をお見せします


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by masabike | 2022-04-06 21:28 | マイガーデン | Comments(0)
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