輝き FUJIFILM X Series facebookより転載

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【和の「写心」By Masaaki Aihara】
「輝き」大分県 奈多海岸
FUJIFILM GFX 50S + FUJINON GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR
皆様、あけましておめでとうございます。新しい年がスタートしました。今年もGFX & Xシリーズで撮影した、新しい色と光を皆様にお届けさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。そして今年はX-Pro1が発売されてから10年。レンズ交換式のXシリーズの登場が、僕の撮影を革命的に変えてくれてから10年という節目の年。そんな思いも込めて、今年も皆様に作品をお届けしたい。



2022年第1弾の作品は、九州豊後水道から昇る朝陽。2021年最後の作品が九州の西に昇る、有明海の月だったので、その対比で2022年は同じ九州の東から昇る太陽で始めたい。この流れは自分では地球のポートレートと考えている。
このシリーズのタイトルでもある「和の写心」。僕が狙うのは単に日本の四季折々の風景ではなく、ユーラシア大陸の東の果てにある、小さな島国を通して見た地球のポートレート。長年ライフワークで撮影しているオーストラリアと対極の風景と考えている。世界で最も古く、そして乾燥した大陸オーストラリア。そこは極彩色の光であふれている。そしてユーラシア大陸の果てにある東の島国は、湿潤な気候がもたらす柔らかい光と、湿度感。その湿度感を表現することこそが、単なる日本の風景写真ではなく、自分にとって「和の写心」だと思っている。




最近は撮影で九州の大分によく訪れている。この土地ならではの光と空気感、湿度感を狙っている。そこは赤道から黒潮に乗り流れてきた熱い空気が豊後水道を駆け上って国東半島にぶつかり、九州の山々から降りてきた冷気と出会う場所であり、独特の湿度感空気感が生まれてくる。
その独特の空気感と生み出される色を表現できるのはGFX & Xシリーズしかないと僕は感じる。特にGFX100Sの1億画素を超えるラージフォーマットはレンズと被写体の間に存在するSomething elseを見事に捕獲して表現してくれる。




今回の大分での作品群は「いいちこ」でおなじみの三和酒類のホームページ「koji note」の風林光水で連載されている。制作現場スタッフから「富士フイルムのGFX & Xシリーズの色での世界観が欲しい」との声もあり、撮影はすべてGFX & Xシリーズのみで行っている。今後、長い時間とエネルギーを注ぎ込み、1つのエリアに集中して作品を撮ることで、その土地とシンクロし、現場の湿度感、色、そしてレンズと被写体の間に潜むSomething elseを表現できるようになると考えている。自分ならではの大分の空気感を2022年もGFX & Xシリーズと共に全力で撮り続けていきたい。今年も皆さんが写真の力を感じる、写真が撮りたくなる作品をお届けするつもりだ。
大分の光と風と水とシンクロして撮影したその他の作品は、三和酒類「koji note」の風林光水でご覧ください。
Photography by Masaaki Aihara


相原正明撮りおろしのいいちこでおなじみの三和酒類 「koji note」 From OITA 風林光水 大分の光と物語をお見せします



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by masabike | 2022-01-08 23:06 | 日本風景 | Comments(0)
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