思いでの浦和コルソ 

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FUJIFILM X-Pro2+FUJINON XF18mm

今日は浦和美術館で開催中のタイガー立石さんの展覧会を見に浦和に。そして浦和駅前のコルソでランチをしました。
実は浦和と浦和コルソ 20代のころの思い出の場所です。
20代後半 勤めていた広告代理店 創芸で担当させていただいたのが、浦和駅前のショッピングビル 浦和コルソ。伊勢丹併設の大ショッピングセンターです。ここを4年間担当させていただきました。仕事の中心はイベントの 交通広告と新聞広告の取り仕切り それと年2回のイベント サマーイベント抽選会とクリスマスセール抽選会です。
普通の広告掲載は、さほど大変ではないのですが、年2回のイベントが超大変。仕事はお客様がお買い物 確か1000円ごとにいただける抽選券でのセール景品の抽選会の会場でのお仕事。仕事のほとんどがガラポンでの抽選の立ち合いと景品のお渡しです。そのために大量のアルバイトが必要です。1回のイベントでアルバイトのべ300人ぐらい使います。あわせて約600人そのバイトのスケジュール、アルバイト代の支払い などなど数え上げたらきりがないです。そしてバイトが大挙押し寄せてバイト代を会社の経理にとりに来るので、経理では「アイハラパニック」という言葉さえ生まれていました

夏とクリスマスの景品の1等賞はなんとオーストラリア旅行。4等は確かコアラのマーチ。毎日イベントのあと抽選数の数えでバイト君たちと遅くまで残業。おなかがすくと、夕飯は景品で余ったコアラのマーチ。それを食べながら「特賞で行けるオーストラリア どんなとこだろう 死ぬまでに1度は行きたいね」などと話してたけど、まさかオーストラリアにどっぷりになるとは夢にも思いませんでした。延べ600名ぐらいのバイト君たちは男子は学習院 女子は跡見女子大で、キャンペーンが終わると、それぞれの大学のバイトリーダーさんたちを誘ってお疲れさまの合コンをしていました。バイト君たちからは夢や就職 恋愛問題いろいろなことも相談されて仕事も大変だったけど充実した時間でした。でもクリスマスの夜に遅くまで抽選の集計で、バイト君たちとコアラのマーチ食べながら仕事をしていると、跡見女子の女子から「なんでイブの夜に相原さんとコアラのマーチ食べながらバイトしているんでしょう」とジュークを言われて笑うに笑えなかったです

でもコルソのクライアントみなさまから接客業のいろいろな面を見せていただき大変勉強になった4年間でした。今でもコルソさんの役員室にあった「商は笑にて勝となり」は心に刻み付けている座右の銘です。昨日はいつもバイト君たちとお疲れ様おやつを食べた地下の不二家レストランに行こうと思ったら、すでにお店はなく時の流れを感じました。なので地下の丸亀製麺で、80年代のコルソでの思い出に浸りながらランチでした

創芸を退社後 2度だけコルソさんでお仕事をさせていただきました。2回ともクライアントさんからのご依頼で1回目は、レイトンハウスF1の展示イベント。2回目は1997年コルソギャラリーの杮落しで相原正明 オーストラリア写真展でした。その後は広告代理店の不文律で、やめた人間は昔のクライアントに自ら出入りしないを守り伺っていなかったです。なので昨日は24年ぶりのコルソさん訪問でした。とても懐かしい時間でした

クライアントの皆様ありがとうございました




相原正明撮りおろしのいいちこでおなじみの三和酒類様 koji note From OITA 大分の光と風と水をお見せします

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by masabike | 2021-11-25 09:10 | 広告仕事 | Comments(0)
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