
Nikon F2フォトミック Nikkor50mmF1.4 Kodak Tri X D76 1:1自家現像
夕張線 清水沢駅

大夕張鉄道 清水沢駅 9600型
Nikon F2フォトミック タムロン80-250mm Kodak Trai X D76 1:1 自家現像

FUJIFILM X-H1+FUJINON XF16-55mm
夕張線跡 夕張川鉄橋
1975年12月 この鉄橋を渡る、日本国有鉄道 終焉のSLを撮影した。機関車は貨物用D51 。 その前年に旅客用蒸気機関車は終わっていたが、夕張線には石炭積み出しの貨物列車としてSLが残っていた。高校生の冬の試験休みを利用して撮影に来た
最後だから一生懸命撮らなければという思いと、SLがなくなったら何を撮る?という複雑な気持ちが入り混じっていた。折からのオイルショックで、危機管理で石炭エネルギーのSLを残してくれないかなと、淡い期待もしていた。でもここで撮ったSLの写真が本当に営業列車としての最後の写真になった
鉄ちゃん いわゆる鉄道ファンにもいろいろある。乗り鉄 撮り鉄 模型マニア 車両マニア 時刻表マニア そして最近は廃線マニア。
趣味だから人それぞれ、いろいろな楽しみ方がある。なのでどんな楽しみ方をしてもよいと思うし、その楽しみ方に異議を唱える気はない。ただ廃線巡りと撮影は僕はできない。今回の廃線の鉄橋を撮ったのはかなり稀というか、ほぼ初めて。北海道の風景を撮りに十勝 糠平に行くが、やはりタウシュベツ橋や糠平線の廃線跡は撮れない。他の廃線跡もそうだ。理由は現役のSLや列車が走っていた元気で輝いていた鉄道を知ってるので、廃線跡を撮りに行く 訪ねるはどうも死体を撮るみたいで切ない気がする。その鉄道が生きていたころ、機関車だけではなく鉄道員の方々 沿線の方々すべてが生きていた。それがなくなったあとは切なくてとれない
最後の夕張線の撮影 以外と夜間に貨物列車があった あと早朝。でも当時はKodak Tri XのASA400が最高感度(ISOではないです 笑) 増感しても常用ではASA800どまり。もしあの時代にいまのデジタルカメラがあったならば、夜間のボイラーの赤い火が見える写真とか撮れなろうなと思える21世紀の今日この頃
タイムマシンがあったなら最後の夕張線の時に戻りたいと、廃線の鉄橋を見ながら思った。そしてこの橋でカメラを構える高校生の自分も見えた。その自分に「写真家に必ずなれるから頑張って」と言いたくなった
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