


FUJIFILM GFX100S+FUJINON GF45-100mm 手振れ補正使用
ISO400

Nikon F3P+Nikkor20mmF2.8 FUJIFILM Velvia
Kings Canyon, Northen Territory,Australia

LUMIX S1R+LUMIX24-105mm
Eucla, Western Australia
ランドスケープにおける奇跡の1枚 渾身の一枚というのはほとんどが天からの贈り物
士官のその贈り物は予想もしない時 集中力が途切れそうなとき あるいは瞬時に撮影するのが不可能な時に訪れる
いわば光の神様のいたずらの贈り物
今回の北海道ロケ、メインのロケ地 オンネトーでは無風&晴天から急に夕立になり雨と風に見舞われた。雲は川を流れる落ち葉のような勢いで空をかけていく。カメラと三脚を雨を避けるために車に避難させた。だがここで次の1手に備えた。これだけ風が強く雲が早けれ予想もしない、天使の階段あるいは虹が出るかもしれない
天から降る光と奇跡に期待をすると同時に対抗策をとった。状況は天からいつ光が来るかわからない。いかに光を捕まえ迎撃し、自分のカメラに捕獲するか。まさに対空戦闘用意の状態。そこでカメラの設定を下記のようにした
1)手振れ補正ON 三脚に装着しフレーミングを整える数秒が光を逃す命取りになるから大前提は手持ち
2)ISO感度を400~800 手振れ補正をしてもラージフォーマット 手振れを極力抑えるために速いシャッタースピードの確保
3)絞りはF8.0 どんなシーンでも対応できるように中庸な絞り
4)自分が撮りたい絵をイメージし、それに合わせたWB&フィルムシミュレーションの設定
5)指の動きでの手振れを少しでも抑えるために連写モード
6)三脚は伸ばした状態で車中に置く
7)メディアとバッテリーを新しくしておく。よい時に限ってバッテリー交換 あるいはメディアが終わる あるあるだ
そして待った。ときどき歩いて、光の状態を観察していた。
こんな時にやってはいけないこと。スマホやメモを取る あるいは本を読むなどして被写体から眼をはなすこと
その一瞬が魔の刻となりチャンスは失われる。太平洋戦争のミッドウェイの魔の5分みたいなものだ。間違っても友達や周りの人とおしゃべりをしていてはいけない。このことは僕の
誰も伝えなかったランドスケープフォトの極意にも記している
どんな時でも被写体から目を離さない 「燃えよドラゴン」でブルース・リーも弟子が礼をして眼をはなしたときに、眼をはなすと死ぬぞと教えている
そして撮れたのがオンネトーの虹。実は1枚目から3枚目までは時間にして2分。もし少しでも初動が遅れる。三脚につけていたら、最初のカットでは湖の紅葉に光が当たっているが3枚目では、紅葉に光は当たっていない。1枚目と2枚目は1分にも満たない時間差。その数秒が運命の分かれ道
4枚目の写真 砂漠で虹が出たとき 僕はキャンプ場でシャワーを浴びていた。その時に虹が出た。ブリーフ1枚だけはいて、ほぼ裸でカメラを持ってブッシュに走り撮影した。その夜 キャンプ場で僕は話題に人になってしまった 笑
5枚目は、曇天の砂漠。でも雲間から光の帯が降り注ぐ。この砂丘のうえで4時間 光を待ちつづけ撮影した。そのかん微動だにも動かなかった
チャンスは光はいつ空から降るかわからない
ここだと感じた対空戦闘中は決して眼を放さない
虹が消えた後、周りで撮れた撮れたと、うれしそうにしている人。ただ黙って空を見つめる人。写真の神様はいたずら好きで、かつ冷酷だ
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