
PENTAX 645NⅡ+SMC120mm+MARUMI Y2
FUJIFILM ACROSⅡ
フィルムスキャンデーター
作品としては未完成品
写真をやればやるほど、最高を追い求めれば求めるほどモノクロ写真を撮りたくなり、その方向に向かってしまう
でも悲しいのは昨今のFacebook等でモノクロ写真のグループサイトが増えているが、素晴らしい作品もありけど、ほとんど多くの写真はただカラー写真から色を抜いただけ。モノクロではなくカラー抜き写真。お寿司でいえばネタがなくシャリだけ出てきたようなそんな感じ
モノクロ写真はカラーから色を抜いたものではなく、まるで別次元の写真。料理でいえばモノクロがお寿司だとしたら、カラーはラーメンかもしれな、それぐらい異なる。モノクロは光と影のコントラスト そして中間調のトーンで表現する。同じ被写体でも、露出も 構図も異なる。場合によっては被写体も異なる。なのでカラーから色を抜いたものではない。今でも世界中の 写真学校の基礎はモノクロで学ばせる。場合によってはモノクロフィルムで学ばせる。それだけ光と影をどうとらえるかの練習にもなる。色の綺麗さ 面白さだけでごまかせない写真が求められる。
1970年代 写真を始めたころは100%モノクロだった。カラーフィルムは当時もあったけど貧乏学生には高嶺の花。カラーは1年で1~2回使う程度。
モノクロはネオパンSSかトライX 100ft缶から自分で巻いてパトローネに詰めた。そして自家現像で学校の暗室あるいは、友達の写植屋さんの暗室でこもってプリントした。知らぬ間に写真の基礎が身に付いた。そして当時の写真カメラ雑誌の特集の多くが現像とプリントだった。そして自然とモノクロで撮る表現方法も会得してきた。なのでカラーから色を抜いたわけではないこともじっくり学んだ
仕事柄 キュレーターや美術館のスタッフ あるいは画商さんにもあうことが多い。異口同音に「写真がアート世界で絵画に勝てるのはモノクロ写真だけかもしれない」としばしば聞く。やはり色に関しては油絵や日本画の色数や繊細さ 存在感そして筆の力強さに比べるとカラー写真は弱くなる。そして美術館やコレクターは、写真の退色性がやはり問題と言う。なので美術館収蔵の写真はどうしてもモノクロが多くなる。またモノクロは写真の基礎力もわかりかつ、その人の世界観もわかりやすいので、海外でのプレゼンでは必ず「あなたのモノクロの作品が見たい」とリクエストを受ける。絵画でいえばデッサンを見て画家の実力を見るみたいだ
FUJIFILM GFX100シリーズ あるいはLUMIX S1Rのハイレゾで究極のデジタルを使うと、モノクロに関してはやはりまるで別路線で別の世界観表現としてモノクロフィルムで目指す世界観が自分の中で再構築された。
デジタルかフィルムか?そんな氷河期のような質問はもう存在しえない。デジタルでしか表現できない世界 フィルムでしか表現できない世界。2つのモノクロームの世界を追い求めたい。そしてフィルムでモノクロを追い求めたい方に朗報
モノクロ写真の匠 写真弘社様が モノクロ暗室ワークショップをします
ここで光と影のあり方が学べると思います
僕の写真展並びにポートフォリオのモノクロはすべて写真弘社様プリントです
詳細は以下のように
ぜひトライしてください
【1日暗室ワークショップ開催します!】
写真弘社のアナログ部門チーフプリンター2名による暗室ワークショップを今夏限定で開催いたします!
モノクロネガ「住田塾」
カラーネガ「吉野塾」
各3名、1日限りの限定ワークショップとなります。
【開催概要】
『1日暗室ワークショップ「住田塾」「吉野塾」』
日時:2021年8月7日(土曜日)
9:30〜17:30
会場:写真弘社秋葉原本店
(千代田区東神田3-2-3)
定員:モノクロ、カラー各3名
参加費:15000円(税込)
※印画紙代込み(枚数制限あり)
お申し込み方法:弊社Webショップ「モノクロ未来館」よりワークショップ参加チケットをご購入ください。ご購入完了をもって参加受付完了となります。
トップページより「限定販売・アウトレット」にお進みください。
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