写食同源 京都平八茶屋

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四国旅の最後は京都で家内の母の三回忌の精進落としをした。場所は京都の平八茶屋さん。京都で一番古いお料理屋さん、ということはとりもなおさず日本で一番古いお料理屋さんといえるだろう。幕末のころは勤王の志士たちが集まり、新選組からも眼をつけられた、歴史とともにあるお店

静かな川に 面した個室で、おいしく素晴らしいお料理をいただいた。2時間以上の舌と眼で楽しむアートだった

鯛のお刺身 鱧 数々の芸術品といえるお料理と器のコラボレーション

最後はシンプルだが、平八茶屋さんの名物 麦とろろご飯。言葉が出ないおいしさと満足だった

これだけのお料理を作るのには、長年の厳しい修行に耐えた匠の技と眼が必要となることは一目瞭然。そしてしっかりした基礎も。基礎をしっかり学ばなければ未来の発展はない


思い付きだけの創作料理や、激辛やメガ盛りだけのお店は消えてしまう


写真も基礎がなければ、SNSで受けが良い 物珍しいだけの写真では写真家として消えてしまう


実はこのお店、普段から上方落語家 桂 花團治師匠を通じて懇意にさせていただいている方がこちらのお店の御子息様で、今回もそのご縁もありそのご縁もありよせていただいた。実は彼からいろ修行の厳しさを聞いている。まずは弟子入りして3年間は「はい」としか言えない。親方に口答え等はもってのほか。黙って従う。そして5年?の修行が終えたら、5年の外修行に出される。ほかのお店の板場で修行するそうだ。それを終えてお店に戻ってくるのは、入門したお弟子さんのほんの一握り。厳しい。でもそれは写真の世界でも同じだ。写真家を目指して広告代理店に入ったころ、周りには写真家志望の若者が巷にあふれていた。今のSNSでのフォトグラファーやユーチューバーあるいはブロガーみたいなものだった。それが修行や 下積み あるいはデビューしても世間の荒波にもまれて次々に消えていった。廃業 倒産 行方不明 挫折 断念 破門 そして中には自ら命を絶った者も・・・

僕は運よく 1995年に初写真集とCD-ROM写真集を出せたが、それまでに消えていったフォトグラファーのなんて多いことか。そして出版できた後も、同期で出版しても消えていった人がさらにたくさん。そして今現在 気が付いたら写真家を志したときに周りにいた人たちは、ほとんど最前線にいない。艦隊を組んで港を出たが、途中で戦艦も空母も護衛戦闘機もみんないなくなり、今はほぼ一人で単独航海中のようなものだ

下積み時代あるいは新人写真家だったころ、よく見たり聞いたりしたことで、スタジオでもテレビでも 新聞でも メディアやクリエイティブの現場で生きのこり、出世するの人は、飯の段取りが上手な人。確かに昔はスタジオでも新人さんは飯の賄づくりや手配をやらされていた。僕も代理店の新人のころ最初の3ヶ月は毎日 先輩社員や部署全員の残業食事の御用聞きと手配だった。特に忙しいメディア制作現場は食事だけが楽しみといえるから、段取りが悪いとものすごく怒られる

そしてこの段取りが撮影の現場にも共通してくる。限られた時間と条件でいかに手際よく撮影するか、これは料理や食事の段取りととても似ている。そして食事はおいしいだけではなく見栄えも大切 いかに美しく盛り付けるか、これも写真と同じである。よい写真を撮っても、いかにセレクションして 写真展や写真集ではどのようなストーリー展開、あるいは展示方法 額装が作品を左右する。これは料理の出てくる順番と、盛り付ける方法と器の選択とまるで同じである。同じ味で飽きないように、でもあまりにも前のお料理とかけ離れて口の中の味わいが困惑しない品ぞろえ、まさに写真の組み方と同じである。眼で楽しませる写真 舌で楽しませるお料理。感じる部分は異なっても基本はたのしませることそして心に感動させることは同じである

なので料理を作ることと写真を撮ることは同じであるといえよう。写真で行き詰ったと感じたら料理を作るとよいかもしれない


今回の平八茶屋さん 400年の伝統に培われた眼と舌で楽しむ匠の

技を堪能させていただきました





追伸


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今回 平八茶屋さんのお料理の裏技で驚かされたのが、熱い焼き魚の下に紙をひき、そのしたに熱した塩をひきお魚が冷めないようにしている技が驚きだった

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by masabike | 2021-07-10 07:10 | 美味しい食べ物 | Comments(0)
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