FUJIFILM GFX50S+FUJINON GF100-200mm
日頃よく考えることがある。絶景を撮ることは意外と難易度が高くないかもしれない。それは被写体自体の力に頼れるから。100%写真家の 表現力が無くても被写体頼みで何とかなってしまう場合もある
だが普通のどこにでもある景色や日常の中に自分なりの視点や世界を見つけるのはとても難易度が高いと思う。それは写真の技術よりも、自分の視点 世界観 哲学がしっかりしていないと見えない 見つけられない。常にセンサーを張り 自問自答していないと難しい
昔、ジョニー ハイマスさんの「田んぼ」という写真集を拝見したときに、かなりの衝撃だった。日本中どこにでもある風景の中から、彼の世界を導き出していた。そういえば落語を見に行くと、たまに大御所と呼ばれる名人のかたでも軽い話をされる時がある。そう前座さんがやるような小話や「ときそば」みたいな話。でも気が付くと引き込まれ眼の前に情景が現れる、あるいは寄席を出たとき「やっぱり帰りはお蕎麦でも食べようか?」となる
逆に芝浜や文七元結みたいな大ネタの話を、まだ噺が練れていない新人さんがやると、全然人情話にもならず、涙も出ず、情景も浮かばないこともある。写真もそれと同じ。世界の絶景や、極地あるいは超大物スターとか撮る機会があっても、まるで絶景勘大物感が出ない写真を時に見かけることがある
コロナ禍まだまだ移動の制限がある、だからこそ制限の中でいかに自分らしさを100%発揮するか、ある意味とても良い機会かもしれない。普通の日常の景色 まだまだお勉強が足りないです。週末も雨 お勉強しに出掛けてきます
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