タスマニア オーストラリア東南にある北海道を少し小さくした島
そして南緯40度、南極の風の影響を受けるローリングフォーティーと呼ばれるエリアにある
丁度よい人口と自然がうまくバランスをとり生活している島
この週末 あるBS番組でタスマニアの紹介番組を拝見した。タスマニアにある赤い海がどうしてできたかを探る旅だった
レポーターは有名な「おもてなし」のタレントさん そしてナビゲーターは美輪明宏さん。とても期待して面白そうな番組だと思った
だけど少し期待外れと、タスマニアを知らない人が見たら少し暗いネガティブな印象となりそうだった。番組のディレクターやプロデューサーの演出だと思うが、いつも南極からの暴風にさらされ苛酷な環境 世界の果てで寂しい 生き物が暮らす環境では内的な紹介とナレーションの語り口と映像だった。少し悲しかった
確かに1日に四季があり、晴れたと思ったら雨や雪 、クリスマスに真夏の大雪も降る。でもねんがら年中苛酷ではない。明るい陽も差すときもあるし、地元の人たちもマイペースで楽しい生活もしている。ただ寂しい苛酷な土地のイメージが誇張されすぎていると感じた。
クレードルマウンテンの森とかタスマニアの原生林はとても奥深い。そしてスピリチュアルな感じがするが、おどろおどろしい怖さや不気味さはない。演出の語り口でおどろおどろしさが誇張されすぎている。安易な演出を感じざるを得ない。落ち着いた静かな、まるで精霊たちが息づくような森。そのニュアンスをしっかり言葉と映像で租借できていなく、安易にな方法で演出していると感じた。時間をかけて現地を見て感じて伝えてほしかった
タスマニアの赤い海は、このボタングラスという植物から出るタンニンが原因で赤くなっている。それはしっかり伝えてくれたけど、そんなおどろおどろしい草木のSpiritではない。やはりメディアというのは、なにか特異的に誇張する傾向がある。それがプラスと出る場合とマイナスと出る場合と。今回は少しマイナスが強かったのではないかと、タスマニアの観光親善大使としては感じる
そしてタスマニアタイガーの絶滅も、ドラマチックにするためか、すべて人間の乱獲が原因と伝えられた。確かに人間の乱獲も、個体数が減った原因の1つであることは間違えがない。ただ人間が入りこめない原生林がタスマニアの半分近い。地元の人たちはそこにはまだタイガーが生きていると話している。シベリアのマンモスの撮影の時 多くの動物学者の人たちと話す機会があった。その時 タスマニアを撮影しているというと必ずタスマニアタイガーの絶滅の話になった
僕が出会った学者さんの範囲ではあるが「絶滅は単に乱獲だけではない。大きな原因はほかにある。たぶん近親交配ではないか？隔絶された島で数千万年 何億年も進化しているといつか近親交配の弊害が出てくる。タスマニアでビルの謎の病気もそうだ。乱獲だけでは滅ぶ環境ではない」と聞いた。僕もその話を信じる
報道番組ではないので、ある程度の演出はあります。ぜひメディアを見るときどこまでが演出でどこからが事実であるか、是非ご自身で判断してみて欲しい
コロナ禍が過ぎ去ったとき、是非
世界で最も空気が綺麗な大地を訪れて欲しい。パワフルな大地と清らかな水と空気が多くの人を「おもてなし」してくれます
ブログランキング応援クリックお願いします。応援たくさんしていただけるとたくさん写真がアップされます 笑
下のランキングバナーをクリックしてください。
