FUJIFILM GFX100S+FUJINON GF45-100mm
そろそろ梅雨の声が…。雨になると写真が撮れない・・そうゆう方多いです。でもそれは間違いです
観光でどこかに遊びに行く イベントで何かする。だったら雨は困りもの。でも撮影特にランドスケープでは雨は大切なファクター。雨が無ければ美しい日本の四季はないです。
2001年 タスマニアを本格的に撮ることになったとき、最大の課題は年間250日は雨というタスマニアの天気を如何に味方につけるかでした。オーストラリアの内陸部みたいに強烈な色彩の夕焼けや、成層圏のような青空もないです。いかにウエットな素材を見せ生命美 地球のSpiritを見せるかでした
その答えは、いかに空気感を捕まえるか、いかに普通の風景のなかから自分の世界を見つけるかでした
コロナ禍 行動制限と梅雨で被写体頼みの作品は撮れません。でも逆に自分の視点と世界観を鍛える素晴らしい季節です。ランドスケープフォトの基本はリアルフォトです。まずは画像処理もフィルターも頼らない、自分の視点と被写体とのコミュニケーションを鍛えるべきです
そのあとで画像処理やフィルターです。まずは肉眼でどう見るか どう見えるかこれを追求し鍛えるべきです。よいシェフはまずはよい素材を吟味ます。市場でいきなり素材にソースをかけたりはしません。昔 食品関係の広告の撮影で、鹿野山の麓に住んでいた某超有名レストランの2ndだった方のところに撮影行った。本業のレストランが閉店した後、1晩で10品のフレンチの撮影。シェフの方に「1晩で10品 作れますか?時間的にも?」この日は料理の完成形だけではく、途中の手順も撮影。僕は夜明けまでに終わらないのではと思っていた(しかも当時は100%フィルム撮影)
だが驚き、作るのは意外とシンプルな手順で、深夜2近くには終了。シェフの方にお礼とともに「いがいと料理の手順がシンプルですね、ソースとかも」。よくテレビの料理番組とかでもものすごくソース造りとかたくさんの具材と手間暇かけていますよね」というと「へたくそなシェフや素人ほど、いろいろな調味料や具材を使い、素材をこねくり回してまずくする。料理の基本はシンプル。そうでないとXXXXみたいな有名レストランで大勢の客様には対応できない」と言われ納得。しかも帰りには作った料理をすべてラップかタッパーに入れていただいた。シェフは家に帰ったら電子レンジでチンして食べてね。僕の料理は冷めても チンしてもおいしいから。さすがプロでした。その日のランチは我が家でフルコースでした
料理と写真はとても似ています。撮影の段取りと調理の段取りは同じです。作って盛り付けまでが料理、撮影してプリントしてパネルにするかBookにするまでが写真です。最近の写真 何か大切なことを皆さん忘れている気がします。そして安易にフォトグラファーと言っている気がします
皆様いかがですか?
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