超大陸オーストラリア ランドスケープとの向き合いかた

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西オーストラリア バングルバングル










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西オーストラリア ピナクルス















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西オーストラリア ユークラ








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タスマニア クレードルマウンテン



















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ノーザンテリトリー デビルズマーブルズ
















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西オーストラリア カルグーリー














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クィーンズランド州 キュランダゴージ





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レークエアー 南オーストラリア



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タスマニア  バシャースト湾 赤い湖
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1988年 西オーストラリア ガンバレルハイウエイ





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1988年 ノーザンテリトリー タナミデザート


















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1996年 シンプソンデザート ビッグレット 南オーストラリア







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2006年 ケネディレンジ 西オーストラリア 




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1999年 バングルバングル 西オーストラリア



昨日  NHKのグレートネーチャー スペシャル 超大陸オーストラリアを見た。90分間 自分の歩んだ32年間のオーストラリアの旅が一気にフラッシュバックしてきた。こんなにすごく、こんなに広大でパワフルで神がかっていた大地なのかと、客観的に見せられると驚いた

1988年 パリダカのドキュメンタリーを撮りたいがための修業の第1歩としてオーストラリアを選んだ。当時 29歳 会社を辞めて大陸に向かいフォトグラファーになることを決めた。多くの人から手遅れ。もう30歳が目前。ぎりぎりの時間の選択だと言われた。その時はまだまだ余裕と思っていた。

だが日本で考える大陸と向き合い写真を撮ることが想像を絶することが体でよくわかった

オーストラリアに行くまで海外での撮影というのはさほど興味がなかった。若い間はじっくり国内を旅して見分と経験を積んで、歳が行ってから海外に挑むべきと考えていた。だがその考えはオーストラリアの内陸に入り第1日目 砂漠の蜃気楼のように消え去ってしまった。大陸での撮影と旅は修行の旅 1にも2にも3にも体力。そして若いうちほど未知の経験体験に適応する力が強く早いことが分かった。バイクで毎日500~1000kmの移動 キャンプ 暑さと虫と危険との戦い。

大陸に来て風景写真ではなくランドスケープフォトでなければならないと体で感じた

奇岩 赤い砂漠 不思議な木 熱帯雨林 原生林 毎日が地球との格闘技。29歳から始めていまでも全オーストラリアは撮りきれていない。オーストラリアだけでもそうだから、南米やアフリカ ユーラシア大陸まで自分の望む絵を撮ろうとするならば1日でも早く1日でも若いうちに撮影をはじめないと間に合わないと感じた

本当に痛切にランドスケープ特に海外撮影は1日でも早く 1秒でも早く始めなければと痛感した

コロナで超大陸に行くことができない。体力と気力がフルに使える残り時間のカウントダウンに自分でも入っていると感じる


コロナ禍 どこにも行けない。もし10代 20代 でランドスケープを撮りたいと思う方。このコロナ禍 体力と気力のトレーニングをして、アフターコロナになったら一気に海外に出て欲しい。世界は広く 過酷で刺激的だ。歳をとってからでは体力気力が間に合わない。島国の考えは捨て、若いうちは若いうちにしかできないことがある。もし僕が40~50歳になっては初めてオーストラリアの内陸やシベリアに行っていたら、間違いなく死んでいただろう。
鉄は熱いうちに打て 、ランドスケープフォトは若いうちに撮り始めろ。悔やんだり悩んだりするのは歳をとってからでも遅くはない

昨日のNHKの番組を見ながらそう思った。時が戻せるならば成人式の日からオーストラリア あるいはEarthraitの写真に挑戦すればよかった
歳をとったら行けない 体験できない 撮れない 持続できない 
だから若い写真家の皆さん 今すぐにでもランドスケープを撮り始めてください。結果は30年後に出てきます


  

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by masabike | 2021-05-09 18:09 | 写真アート | Comments(0)
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