白梅紅梅 FUJIFILM X Series facebookより GFX100S 手振れ補正


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【和の「写心」By Masaaki Aihara】
「白梅紅梅」
FUJIFILM GFX100S + FUJINON GF120mmF4 R LM OIS WR Macro Velvia/ビビッド ISO1000 F5.6 1/850
手ブレ補正使用 連写モード
東京 巣鴨
気がついたらもう3月。しかも今日、3月3日は雛祭り。おめでたい日なので明るいお花の写真。まだ厳しい社会情勢。ぼくもOuchi de Shasinが続いている。でも先日、我が家にGFX100SとGF120mmMacroがやって来た。1億画素のスーパーマシン。オーストラリアの奇岩の連なるランドスケープをモノクロで、がっしりしかも艶やかなトーンで撮りたいからだ。だが、いま手に入れてもオーストラリアは感染対策で鎖国だから撮れないでしょ?と言われる。ところが実はGFX100SはOuchi de Shashinでもスナップでも実力を発揮してくれる。理由は2つ。


1つ目は、たぐいまれな滑らか、且つ豊かな階調表現。2つ目は強力な手ブレ補正機能。1つ目に関しては、家で撮る野菜とか、建築とかの作品Katachiシリーズ。基本はモノクロ。モノクロの階調表現は、白から黒へのドットで表現する。画素数が多ければ多いほど、ドットが増えて豊かな表現が可能となる。そして、実は大きいのが2つ目。高画素だからよく撮れるのは当たり前。それが日常でも使えるかどうかが最大の関心事。実はGFX100S、車に例えるならばコンビニにお買い物に行けるF1マシン。
かつての1億画素マシンは値段もすごいのと、取り扱いもとても難しくデリケート。砂漠に持って行くなんて大変。さらに街で簡単に手持ち撮影なんてほぼ不可能。でもGFX100Sは手ブレ補正機能があるのでそれが可能。今日の作品は都内・巣鴨駅前の地蔵通りのお寺さんで撮影した。ちょっと病院へバイクで行った帰り道に撮影。そうバイクに乗るときのデイパックにボディーとGF120mm & GF100-200mmの2本が簡単に入る。通りすがり、梅の色が眼に飛び込んできた。バイクを止めてお寺さんで撮影したが、参拝客が多いので三脚は使えない。そのため手持ち撮影して、ISO感度を1000に設定して高速シャッター+手ブレ補正機能を使い手ブレを抑え、かつ風などで花が動いての動体ブレも抑制できる。連写機能を使うことで、指でシャッターを押す動作でのブレも最大限抑制できる(ただし1枚目はやはりブレている場合もある)。そしてもう1つ見ていただきたいのが、花弁の繊細な表現と、花びらの階調そしてバックのボケ。皆さんへ圧縮ではなく、オリジナル写真でお見せできないのが、最大の悲しみ。最高の絵造りを生かすのが手ブレ補正機能。



実は手ブレ補正機能、本番のオーストラリア撮影でポテンシャルを発揮する。ヘリコプターからの空撮だ。空撮は扉のないヘリで身を乗り出して撮影。ヘリ自体の振動とローターの風圧でかなりブレやすい。当たり前だが三脚は使えない。だから手ブレ補正はMust。そして撮る絵としては、地表の繊細な描写が欲しいのでラージフォーマットとなる。フィルム時代も空撮は中判が主流、それを考えるとラージフォーマットでの空撮は当然。



いくら高画素で素晴らしい写真が撮れても日常や様々な場面での使用が制約を受けては宝の持ち腐れになってしまう。僕にとってカメラは嗜好品ではなく、光と影を捕獲するウェポン。だから光と影との戦場では酷使する。カメラには、いかなる状況でも1億画素のポテンシャルを発揮して欲しい。GFX100Sのコンパクトさ、機動力、手ブレ補正、そして何よりも世界最高画質の絵造り。皆さんの日常でも最高のポテンシャルを発揮できる。それが、ぼくがGFX100Sをコンビニに行けるF1マシンと言う理由。
GFX100Sで最高のシチュエーションに行き作品が撮れなければ、それは写真家としての僕の問題。写真家にとって言い訳ができない、おのれの真価が問われるカメラ、それがGFX100Sだ。真の作品造りを目指す者はGFX100Sのシャッターに心を託すだろう。
Photography by Masaaki Aihara



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おだてられるとたくさん撮ります 笑

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by masabike | 2021-03-05 17:31 | 日本風景 | Comments(0)
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