

800mm相当

50mm相当


24mm相当
昨日に続き写真の視覚効果 悪く言えばトリックです
800mm相当 では新幹線を生き物のように見せたかったのと、架線の造形の面白さを強調したかったので圧縮して日常ではない視点にしています。特に新幹線の正面は日常では見られない視点ですが、自分の脳内ではこのように見えていました
50mm相当は 建築物なので自然な遠近感で撮りました。この自然な遠近感で造形の面白さパターン化で作品にしたのがドイツのベッヒャーのタイポグラフィーです
そして24mm相当では、実際の物よりも広角レンズの遠近感の誇張を使い、実際よりも木が天に向かい伸びているイメージ、荒野の道が果てしなく続くイメージを演出しています
すべての写真は3段階でフィルターがかけられているので、事実ではありますが真実ではないです。1つ目のフィルターは3次元の現実を2次元で表現している点。2番目のフィルターは流れゆく時間を静止画と言う凝縮した時間に閉じ込めること。肉眼では気がつかない一瞬や、長秒露光で現実とは異なる時間の世界を生み出すこと
最後の一つは撮影者のイメージのフィルター 細かく言うならば撮影者のフィルターは数段階かけられています。場所のフィルター 時間のフィルター レンズを使う画角のフィルター そして露出のフィルター(これで明るさ色合いをコントロール)
なのであらゆる写真は真実とは異なるということです。虚構の世界を作り出すことは写真の得意技の1つです。ナチスドイツのゲッペルスはこれを上手に使い、ヒトラーの強いリーダーのイメージを作り出したことで有名です。常にゲッペルスはヒトラーをローアングルから撮影し偉大な人物のイメージを造り上げました。身近だと観光地の写真がそうです。行ったらがっかりの風景やお料理も多いです。これも写真のなせる業ですが、僕らもそれでおまんまを食べています (ごめんさい)
そしてさらにもう1つ言うとモノクロ作品。現実はカラーの世界 これをモノクロームにすることで、情報を整理し突出化することで、自分が訴求したいイメージに持っていきやすくなります。ぜひこの点を考えてメディアとか写真展を見ていただくと面白いと思います
相原正明写真展 katachi クラウドファンディングの詳細はこちらをご覧ください
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おだてられるとたくさん撮ります 笑