1988年からオーストラリアのランドスケープを中心に撮影し作品を作り写真展を開催してきました。機材も増え、自分なりの世界観を構築してきました。そしてオーストラリアのダイナミックな自然をダイナミックな方法でお見せするようになりました。その一つがパノラマ作品で展開した2006年ドイツ・フォトキナに代表される写真展でした
富士フイルム ブースで展示した作品はパノラマカメラを使い、天地5メートルのプリントを40枚以上制作展示して、和の視点でのオーストラリアを表現させていただきました。そしてでじらるカメラの高感度性能を生かした夜の星景作品も数多く撮りました。
ただ2004~2005年にオーストラリア タスマニア州 The Wilderness Galleryで開催した写真展 “Talking to Spirit of The Land “でキュレーションをしていただいた、Patrica Sabine氏(元 オーストラリア 王立美術館 主任学芸員)に「モノクロでしっかりした作品、できれば人物を撮らなければ世界では活躍できない」とアドバイスをいただき、学生時代に撮っていたモノクロの人物の写真 ある意味自分の原点に立ちかえろうかなと考え始めました
そんな折にCarl Zeiss 社からOtus55mmというスーパー標準レンズが出た。ピントの合う範囲は針の先ほど。写真家がどこを狙いどう表現したいのか問うてくるレンズ。最初はこのレンズで人物をとっていた。だがある時、この被写体における自分の視点をえぐるように表現してくれるレンズを使い、静物をとったらどうだろうか?と考えた。標準レンズ+モノクローム 一番写真の原点の表現。写真学校で一番叩き込まれる基礎表現。絵画でいえば木炭デッサン。そこで撮っているうちに、広い風景のランドスケープではなく、ランドスケープを構成するもののフォルムの美しさ 機能美を狙い撮ったらどうだろうということで、Katachi。というコンセプトに行き着いた。一番テクニック&エフェクトを使わない、
ベーシックな写真技法で撮る作品。料理でいえば、お寿司あるいは極論するならば卵かけご飯みたいなものが、僕のめざすKatachi.素材の良さを生かし、過剰に誇張やエフェクトを使わない。何も足さないなにも引かない、昔の某ウィスキー会社のCMみたいな路線だ
2015年 富山県 ミュゼふくおかで開催した写真家生活20周年記念の個展 ダブルポートレートで、300点近い作品の最後の締めをこのKatachiコンセプトの作品で飾った。お客様の反応はとても良かった。この時点で、最低でも5年 できれば10年かけてKatachiコンセプトの作品を作り上げ、個展をしようと考えた。そしてそれに向かい、オーストラリアと日本と両方で、自然物 人工物で作品を積み上げてきた。しかし折からのコロナ禍。オーストラリアには鎖国でロケに行けない。多くの人の心はとても沈み あるいは荒んできた。その気持ちを断ち切り、元気な力強い2021年新春を盛り上げようと、急遽 写真展開催をすることになりました。ただ急遽開催なので皆様のお力が必要です。クラウドファンディングに参加していただけることで、展示作品は僕だけのものではなく、皆様の心が入った作品、皆様との共同の作品になります。どうぞ元気な2021新春を盛り上げるための写真展にお力をお貸しください。金額の大小は関係ありません。小さな力でもよいです。ぜひお願いいたします
今回の写真展にご協力していただける方は下のリンクからクラウドファンディングをご覧ください
相原正明 クラウドファンディングの詳細はこちらをご覧ください
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