


先日 六本木 富士フイルムスクエアで壮大な写真展を見た。今年で30年目を迎えるハッブル宇宙望遠鏡が見た世界。特に今回は 今まで何も存在しないと言われた、ディープスペースを観測撮影した写真が圧巻だった。
何もないと言われた、宇宙の果てのエリア。そこに恐ろしくたくさんと言うか、無限に銀河が存在していた(1枚目の写真)そして必一つの銀河の中に、太陽系みたいな星景がさらに無限に存在する。まさに宇宙には我々だけではないことを見せつけられた気がした
そしていま世界中が、コロナ禍。明日と言わず1時間後のすぐ目の前の生活を見る近視眼的な生活パターンになっている。どれだけの人が空を見て 星を数え星と語っているだろう。この広大な宇宙の広がり そこで毎日繰り返される生命 文明 の誕生と消滅。今回写真展で見た多くの写真が 数億年 数十億年彼方の銀河。今もしかするとその星々は、そして星々とある生命はこの宇宙から消えて行ってしまっている。あらためて生きていることの大切さ 素晴らしさ、生命が奇蹟の結晶であることのすごさを思い知らされた。コロナ禍 もしかすると現実逃避何かもしれないが、何か目の前の世界だけではないもっと遠くを見ようと励まされた気がする。
いまからちょうど20年前 あるパーティーでNASAの方とお会いした。その時僕は彼に「写真家なんですが、できればハッブル宇宙望遠鏡を貸してほしい。1日 いえ1時間でもよいのでいかがですか?」と真面目に聞いたことがある。NASAの彼は「ごめんなさい、予約がもう30年先までいっぱいなんで無理ですよ」と言われた。でも30年間に、そのうちの何人かがなくなるか研究をやめるでしょ?キャンセル待ちは無理ですかとさらに聞きた。彼は「どうして、何を撮りたいのですか?」と聞くんで、科学者 研究者は、学術的に大切な星系 銀河 星雲を撮ると思う。形や色だけで選ばない。でも写真家は見た目の面白さ 形や色で選ぶ、まるで違う視点で宇宙を捕らえるのでいかがですかとさらに聞いたが、彼は首を縦に振ってくれなかった
今回 ハッブル宇宙望遠鏡の写真を見て 自分だったらこの星雲のこの部分をこう切り取り撮影するだろうとか、想像してしまった。あっという間の1時間の見学だった
感染拡大の時期ではあるが、ぜひご家族でこの宇宙と生命の起源を問いかける写真展 見ていただきたい。今年一番心に残る写真展かもしれない
会場はスマホでれば撮影OKです


今回の展示で一番感動したのがNGC3372と呼ばれるカリーナ星雲。自分でもここを撮りたい。僕だったら左の山だけを撮るのになと思ってしまった


会場では作品をバックにXシリーズで記念写真を撮ってくれて、ポストカードでいただけるサービスもある もちろん無料
ぜひぜひご来場ください
まさにカメラ会社ではない写真会社の富士フイルムだからこそできた企画と考えさせれた
ちなみにJAXAが月に着陸させた観測衛星かぐやの高解像度ハイビジョン映像システムは富士フイルムです
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おだてられるとたくさん撮ります 笑