光と影の処方箋 玄光社30%OFFブックフェア―

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何度も通いねばって撮る世界こそ作品になる

以下 光と影の処方箋 から

計算し何度でも粘ることで撮れる世界が作品となる

キャプション

デジタルカメラ 中判サイズ

ISO 100  モノクロRモード WB/ 白熱灯  露出f11 1/2AE+1.3補正

32~64mmF4.0ズームレンズ(62mm相当)

北海道 斜里岳から知床連山 藻琴山より撮影

 撮影方法

真冬の満月の出。満月だと日没と月の出はほぼ同時刻。月と残照が絡むように、水平線に近い位置で月が顔を出すポジションを探した。山の上から月が出る場所だと残照が無くなってしまうからだ。そしてこの日は少し雲がかかっていたので、光が柔らかくなった。モノクロを優先とし、アンセルアダムスのフェルナンデスの月の出をイメージした。特に出たばかりの月が白飛びしないことと、スローすぎるシャッターで月の模様が流れないように、1秒以上のシャッタースピードとなるようにした。またセンターにアイコンとなる立ち枯れを入れ、風景の大きさを出すとともに、木の存在感でストーリーを生み出し単なる綺麗な風景にならないようにした。木と月の質感命の作品。ただ明暗比が大きい絵なので、露出を段階露光で8段階ぐらい撮影し、光のバランスの良いカットを選んだ。

処方箋

 ある被写体で1度でも良い作品が撮れると、俺はここを制覇したという人がいる。それは大きな間違いだと思う。1度撮れたら、さらに高みの作品を撮りたい気持ちが湧いてくる。その願望こそが良い作品を生み出すと思う。月の出を藻琴山から撮りたいと思い、絵コンテを描き何度も、この場所に通った。足かけ5年目ぐらいでやっと撮れた。だがオーストラリアは今、通算30年通っている。でもまだ全体としては未完成。以前、写真家の細江英公氏にお会いした。細江氏はパリのロダン美術館を50年以上撮り続けている。その氏が言われた言葉が「50年撮ってやっとロダンの撮り方が解ってきた」重い言葉である。通いつめ、悩み、さらに高みを目指す志が大きくなり、それが作品と言う形に結晶する。継続すること、そして常に高みを目指すことが作例ではなく作品を生み出すと感じた。そして僕もそうありたいと強く思う。



こんな感じの原稿が81項目続きます


是非この機会にご高覧いただければ幸いです 夜鉄もよろしくです




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by masabike | 2020-12-11 07:55 | 写真集等出版物 | Comments(0)
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