Photographyと画像

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Katachi 20201118
FUJIFILM GFX50S+FUJINON GF120mm Macro


さすがLEICAとうなってしまった。それは以前 ドイツでZeiss本社である非公開の映像展示を見せられた時にもうなってしまった

画像とPhotographyの落差を感じさせられた。写真文化とカメラスペックの訴求の違いも同時に感じさせられた
ドイツの2社のいくつかのプレゼンテーションを、フォトキナ等でも拝見したことがある。そして今回の100周年フィルムもそうだがスペックは何一つ語っていない。語っているのはPhotographyと写真文化。どんなんカメラが進化しようと、撮るのは人間。それをお手伝いし通過点がカメラ。何で撮るかではなく何を表現するか、何を感じ何を自分が伝えたいか? レンズの歪曲収差も、画像ノイズも、画素数も実はたいした問題ではないと考えることが、2006年フォトキナ 2008年アドビアドベンチャー以降強くなった

いつしかフォトグラファーも表現のコンセプトや哲学よりも、いかに鮮明な画像 いかにピントの山がクリアーな画像を撮るかに考えが偏り自分だけの世界観を忘れがちなのではないだろうか?作品の下に自分の名前がなくても、自分の作品だとわかる存在感とオーラが大切だと思う

今回のライカのフィルム、写真史の中でも須玉のシーンをモラージュしたもの。すべての写真家の名前は思い出せなくても「そうそうあの作品 あのシーン」と思い出される。もしん回のフィルムで、中にコラージュされている作品がほとんどわからない方、すぐに写真史を勉強してほしい。新しいレンズのMTF曲線や 新しいカメラのスペックをwebで検索する暇があったら、温故知新 過去の写真史の名作を見つめてほしい。見つめ続けることで、きっと自分の目指す世界が見えてくるはずだ

いまでも2006年 フォトキナ LEICAブースで見た世界のスナップ作品でのプレゼンテーションは忘れられない
いつしか日本のメーカーがスペックではなく写真文化でライカやZeissと勝負してほしい。


 



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おだてられるとたくさん撮ります 笑

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by masabike | 2020-11-22 17:06 | 写真アート | Comments(0)
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