秋色色彩図 FUJIFILM X Series facebookより


秋色色彩図 FUJIFILM X Series facebookより_f0050534_17451191.jpg
FUJIFILM X Seriesfacebookより転載
【和の「写心」By Masaaki Aihara】
「秋風色彩図」長野県 乗鞍岳付近
FUJIFILM X-H1 FUJINON XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
僕の風景撮影で使用頻度が高いのが、XF100-400mm。風景撮影の場合は広角でダイナミックな構図はGFXシリーズにゆだねて、超広角域とマクロ、超望遠域はXシリーズに振り分けている。特にXF100-400mmは非日常の視点、あるいは風景を眺めた際に、遠くのこの木がアップでほしいなと思ったり、強い圧縮効果を得たい時には最強の武器である。多少重量があるが、実はこの重さが大切。あまり軽いと風の影響で共鳴してブレてしまう。また手持ち撮影の時は、軽いレンズだと被写体を追いかける際に軽すぎて、振り抜きと言って、写真家が被写体を追い越してしまうことがある。適度な重さが実は大切。現在、風景を主体とした取材ではGFX 50RとX-H1 & X-T2の2本立て。このシステムの最大魅力は、富士フイルムならではの、記憶色に裏打ちされた色づくりだ。(詳しくは僕も出させていただいている『FUJIFILM 画質完全読本』玄光社刊を読んでほしい)皆さんも経験があると思うが、特に紅葉などは撮影終了後についつい画像処理で彩度を上げてしまう、時には彩度を上げすぎて現実にはあり得ない色になってしまう。GFX & Xシリーズならば、撮って出しの確実な色再現で、そのようなことはほぼあり得ない。画像処理をする時間と体力を、思う存分現場にかけられる。写真は現場が勝負だ。
ところで、風景主体と言う訳は、旅行会社系広告の撮影では、風景以外にも食べ物、建築(ホテルの外観や部屋のインテリア)、そして人物を撮らなければならない。そんな時に、実は今考えているのがX-S10だ。実は小型軽量のボディーは、X-T4並みのAF性能や画質を備えている。人物を撮るときや動物を撮る時に、この小ささとAF性能は相手にこちらの存在感を感じさせない。つまり自然体での撮影がしやすくなる。そうすれば取材はより快適になる。特に街中でのスナップや屋内での撮影には強い味方となる。誰もが簡単に手軽に、思い通りの色と光を捕まえられる。X-S10にはXシリーズの原点が詰まっている。もしかしたら、秋の都内の紅葉のスナップではX-S10が最強のマシンになるかもしれない。そして写真家としてとてもありがたいのが、小さなX-S10も大きなGFXも同じ富士フイルムの色づくりの哲学で絵作りされていることだ。写真展や写真集、そしてフォトブックにする際に並べた時に、流れるような色のストーリーが、機種が異なっても可能だ。これはGFX & Xを使って最大の恩恵だと思う。ぜひ秋の色を撮るなら、Xの世界へ!!

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おだてられるとたくさん撮ります 笑

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by masabike | 2020-11-04 17:50 | Comments(0)
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