小さな宇宙  FUJIFILM X Series facebookより

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【和の「写心」By Masaaki Aihara】
「Objet X」FUJIFILM GFX 50S + FUJINON GF120mmF4 R LM OIS WR Macro
フィルムシミュレーション:ASTIA WB:4650K Color+3  LEDライト1灯
今回もOuchi de Shashinシリーズ。今回は、前回9月30日の作品の右側の黄色いカラーを真上から俯瞰で撮影した。最短撮影距離ギリギリまで接近することにより、被写界深度を浅くして、花を不思議な物体として撮影。花弁がボケることで、不思議感満載の作品になった。この場合、照明は花の輪郭がキリリとに浮かび上がるように、下からもレフ板で光を当てた。フィルムシミュレーションは前回と同じASTIAだが、さらにColor(彩度)も+3にして、黄色と赤が沈まないようにした。そして色を引き立たせるためにバックに黒の布を敷く。これで、色と輪郭がより引き立った。
これだけアップに近寄り、長い時間撮影をしていると(4時間ぐらい撮っていた)、自分が花を撮っているというより、小さな宇宙、そう銀河系を撮影しているような不思議な感覚にとらわれた。イメージとしては、はるか彼方の銀河系のガス星雲的な画を想像していた。
家にいながら小さな宇宙と向き合う。茶道の村田珠光が4畳半の茶室で別の宇宙を発見したというのは、このような事なのかなと考えてしまう。Macroレンズで、家に居ながらにして無限の時間・空間と対峙できる。秋の山野を駆け巡り紅葉を撮りに行く時間がない方、普段運動していないので体力が心配な方。Macroレンズがあれば家の中で、別の宇宙を見つける事が出来る。お気に入りの一輪の花、あるいは一本の枝や葉を見つければそれで良い。照明やバック紙がなくても、窓辺で空をバックに撮れば良い。まずは被写体のどこに自分が惹かれるか、そして日常ではない小さな宇宙の視点で見ることで、楽しみは無限に広がる。GFX & XシリーズではGF120mmMacro、XF60mmMacro、XF80mmMacroそしてCarl Zeiss Tuit50Mとマクロの世界を覗くカギとなる4つのレンズがあり、いずれも独特の世界がある。自分の宇宙に見合ったカギを見つけてほしい。秋から冬に移りゆくこの季節、家の中で新しい宇宙を発見するのはいかがだろうか?
Photography by Masaaki Aihara


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by masabike | 2020-10-10 16:41 | 写真アート | Comments(0)
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