歌の力 吉元由美さん

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FUJIFILM X-Pro2+FUJINON XF18mm

Photography by Norifumi Inagaki(稲垣 徳文氏)


昨日 10数年ぶりに作詞家の吉元由美さんにお会いしました。吉元さんは皆様ご存じのように杏里さんや、平原綾香さんなど多くのミュージシャンの方に作詞をされている、有名な作詞家のかたです。だいぶ前にある映像関係の方から吉元さんとのご縁を頂戴いたしました

今回 お会いした訳は、歌のお礼をお伝えしたかったからです。砂漠やジャングルでの旅で、いつも吉元さん作詞で、平原綾香さんが歌われていた「ジュピター」を聞いていました。大変なロケで歌の力に救われたことはとても多いし大きいです。そのお礼を伝えたくて、オーストラリアの写真集をお渡ししたくお会いしました。

撮影はいつも独り。キャンプをして、あるいは辺境のキャビンで 夜明け前に起きて深夜までの撮影。気温50度の砂漠もあれば、マイナス30度の北海道の車中泊 あるいはシベリアでのロケ。自然相手の撮影はゴールがない。明日がわからない、やめようかなと言う気持ちになる、そんなときに歌の力は大きいです。1988年 バイクで初のオーストラリア1周ロケ。その時はウォークマンでいろいろな歌を聴いていた。中でも岡村孝子さんの「夢をあきらめないで」とジュディーガーランドの「Over The Rainbow」 そしてリンダ・ロンシュタットの「星に願えば」をキャンプでよく聞いていたし、バイクに乗りながら口ずさんでいた。誰に頼まれたわけではない、超ハイリスクなオーストラリアの砂漠をバイクで縦断。何の保証もない。そんな時に勇気づけてくれるのに歌の力は大きい。
昔から革命の時 民衆にとり歌の力は大きかった。有名なフランス国家 ラ・マルセイエーズも革命の中で生まれた歌だ。それほど歌の力は大きい

写真家になり、オーストラリアに通い始め、移動手段もバイクからランドクルーザー。四輪になると当然カーステレオがある。歌の重要性はさらに大きくいなる。撮影で、足はよいのが撮れるだろうか、明日も何事も無いように。常に不安と裏表の毎日。撮影に朝行くときはQueenのWe are The Champion 帰ってきてキャンプで1日を振り返るとき平原綾香さんのジュピターを聞くのが定番になった。「夢を失うことより悲しいことは自分を信じてあげられないこと」 これを聞き 毎晩 自分が信じているので絶対に撮れる、撮らせていただけると確信していた。気持ちを鼓舞する 後ろを振り向きそうになる時、常に前を向くようにしてくれる 歌は、特にジュピターは撮影にはなくてはならないものだった。

歌の力 誰もいない荒野に立つときこれほど強い武器はなかった。吉元さん どうもありがとうございました。



ちなみにこの写真 なんとあの写真家 稲垣徳文さんに、無理やりお願いして撮っていただきました。稲垣さん ありがとうございます。


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おだてられるとたくさん撮ります 笑

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今回もLUMIX20-60mm 1本撮りです




by masabike | 2020-09-26 10:12 | 写真アート | Comments(0)
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