


先週はとても興味深い写真展を二つ拝見して勉強させていただいた。1つは富士フイルムイメージングプラザで開催の稲垣徳文さんの「巡礼」、もう1つはJCIIフォトサロンで開催の清水哲朗さんの「トウキョウカラス」 2つの写真展とても多角的な視点とコンセプト
稲垣さんは、8×10で鶏卵紙の印画紙の世界 デジタル ヨーロッパの視点と アジアでの視点、とても多角的かつ時間をかけて作品を作られている。同じように清水さんも、清水さんと言えばモンゴルと連想されるが、すごく地味でかつ忍耐が必要な東京のカラスをテーマのドキュメンタリ。これはもしかしたら、清水さんの師匠の竹内さに通ずる、汚染列島とランドスケープに通ずるところなのかなと拝見しました
基本となるものの見方は、世界観は1つで、それで数々の被写体をこなしていく、とても素晴らしいです。今日も拝見していて、山岸伸さんの、ばんえい競馬と瞬間の貌の写真集でもそう感じました。個人的な思い込みで、山岸さん=グラビア系の作品と思っていたところ、10年ほど前に帯広でばんえい競馬を撮っていらっしゃるとお聞きし驚きました。でも個人的思い込みかもしれませんが、人と対話するから、人&馬と対話するに世界が広がったのかなと考えました。
丁度、コロナで清水さんも大好きなモンゴルに帰れません。僕もオーストラリアに帰れません。だからと言って、写真がとれないと、御託を言っても仕方がないです。オーストラリアに行かないと撮れないということは、被写体の力におんぶにだっこだと思います。清水さんもモンゴルではないカラスで充分見ごたえのある作品を作り上げています。自分の世界を持てば、被写体がどこにいようが、だれであろうが関係のないことを、改めて3人の方の素晴らしいお仕事から、学ばせていただきました。Stay Homeだから、風景は撮れない、お祭りが撮れない、だから自分が表現できない、それは大きな間違えです。4畳半の空間さえあればいつでも自分が表現できる。その緊張感が大切で、その緊張感は作品にでくる。
そしても一つ大切なことは、時間をかけて作品を作り上げる。作品をためることです。集中力が大切ですそれも今回たくさん見せていただきました
アフターコロナ 多分 大きく写真アートの世界も変わると思います。SNSで受けが良い。写真教室やトークショウで面白いからではなく、100%作品ありきの世界になると思う。作品残してこそ写真家 そうなると感じます
山岸さん 稲垣さん 清水さん 良い作品を見せていただき、勉強になりました。ありがとうございます
金沢で2つのアクロス展開催します
開催期間 2020年9月10日~9月19日
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