プロの味

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FUJIFILM X-H1+Carl Zeiss Touit50M

昨日は金曜日なので夕飯はカレー。冷凍しておいた相原家特性 シロクマ軒カレーでした

さらにタンドリーチキンに野菜サラダ スーパー特売の130円の味のたたきでした。自画自賛ですがカレーや梁かなりおいしかったです。友人とかクライアントさんとカレーパーティーをすると(コロナ以前ですが 笑)プロの味みたい お店をやればいいのにとお褒めの言葉をいつもいただきうれしいです


そういえば一昨日は、大山商店街の富珍餃子の生餃子を買って家で焼きましたが、鉄鍋を使いましたが、焼き加減と仕上がりはまあまあでお店の焼き方には程遠いです。。ぐずぐずに焼けた餃子を食べながら家内に「どうしてお店みたいに上手に焼けないのだろう?」と話したら「そんなに簡単に上手く焼けたらお店はいら無くなってしまうよ」と言われた。確かにそうだ。以前 餃子の王将さんのお仕事をしたとき、社内に餃子焼き方コンテストがあるぐらい難しいですよと言われた。確かにそう簡単にプロの味が素人でできたら、プロの人たちの修業や鍛錬は、いったい何なのになってしまう。

でもよく考えたらこれは写真でも同じこと。よく写真が上手に撮れて、SNSで大人気になったり、コンテストに入選したり 個展をしたり あるいは自費出版で本とか出したときに、プロになればいいのに、あるいはプロ並み凄いと言われてプロのフォトグラファーになろうと思う人も多いはず。だけどそこには落とし穴があります
。SNSも個展も コンテストも 自分が好きなものを撮っていればよいだけ。クライアントさんがいてオーダーの仕事ではないです。しかもタダです。お金をいただくわけではないし、見る方もただなので、とてもほめてくれます。でもそこで、入場料をはらったり、撮影料をはらったり、本であれば親戚でも友人でもない人の本に、どれだけ作品にほれ込んでお金を出していただけるかが問題です。ただなので誰もリスクを負わない 払わないから誉めてくれます。

もし僕が、みんながカレー屋さんになればいいのにと言われて、本当にカレー屋さんをオープンしたらたぶん1ヶ月でつぶれます。運が良くて3ヶ月。最悪は開店から1週間で誰も来ないです。その理由は同じ味で毎日均一に作れないからです。1日目 2日目 3日目と味が異なります。これは進化するとか修正するのではなく、均一に作る技術がないからです。当たり前ですが素人なので。もし京都の料亭に行き、とても美味しかったから、半年後にもう一度行ったら、味が全然違っていたら二度と行かないはずです。それと同じです。プロは同じことを再現できます。写真でも同じことがあります。


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上3枚 昔のポラとノートの一部です 1990年代初頭です

僕も以前 あるデベロッパーのモデルルームを再再再再撮影まで、食らったことがあります。駆け出しのころです。しかもフィルムです。現像が上がったモデルルームのフィルムを見て、カーテンのたたみ方が不自然 床の色が冷たい などなど毎回細かい注文がクライアントさんの偉い方から来ました。その場合に前回と同じようにまずは撮らないと、どうして前と同じように撮れないのかと?そこからクレームが来ます。なんで前回と同じに撮れないのか? その時に前回はうまく撮れましたが、今回は・・とか前回は運が良かったですとは言えない。そこでノートを作ります。当時はフィルムだったのでフィルムの種類 ストロボやトレぺの配置、レンズと絞り シャッタースピード フィルター  それとテスト撮影時のポラを必ず残しておきます。それと撮影現場の状況写真を撮っておきます。次回に多様な条件での撮影の時の資料と、再撮になった場合の再現のためです。さらにポラの後ろに現像指示などなどいろいろここにお見せできないことも、いろいろノートを作りデーターを撮り再現できるようにしておきます。そうして初めて仕事をさせていただけるフォトグラファーとなります。それ以外にも業界の掟 禁じ手 などなどたくさん学びます。でも大切なことは仕事ですからクライアントさんスタッフさんと ビジネストーク ビジネスレター(今ならビジネスメール) さらに見積書 請求書や納品書の書き方も大切です。サラリーマンが嫌いだから、好きな写真にでご飯を食べよう、現代ではこれはNGです。ビジネスができなければサラリーマンもフォトグラファーも同じ経済活動なので無理です。大昔みたいにお大臣のパトロンがつく時代ではないです。最近 あるフォトグラファーさんからいただいたメールでもビジネスマナーがまるでNGのメールもありました。これでは仕事は来ないです。来ても1度限りです。自分でもまだまだ未熟なとこはありますが、最低限は注意しています


フォトグラファーになっても好きなものだけが撮れるわけではありません。スーパーのチラシ 仲介の中古住宅 中古車センターのチラシなどなど、そこでいろいろな経験とノウハウを積み重ねをして下地を作らないと難しいです。SNSやコンテストで人気が出たり賞をもらっても、下地がなければ長続きしないです。お金を払ってくれません。クライアントの要望を満たさなければ、努力したし天気が悪かったから仕方がないよねとはだれも言ってくれません。そしてプロのフォトグラファーも、素人の人が絶対にこれはプロでないと撮れないと、凌駕する作品を撮らないと素人さんになめられてしまいます。ラーメンやお寿司を食べに行って、これだったら家に帰って自分でも作れると思われたらお終いですし、できないからこそお店に食べに行くわけです。僕もこれだったら自分でも撮れると思われない作品を作り続けれれるように精進したいと思います。




今回は長話ですいません







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by masabike | 2020-08-08 10:12 | 写真アート | Comments(0)
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