テールライト FUJIFILM X Series facebookより転載

テールライト FUJIFILM X Series facebookより転載_f0050534_17481559.jpg


【和の「写心」By Masaaki Aihara】

「テールライト」埼玉県 大宮駅
FUJIFILM X-T4 + FUJINON XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR + XF1.4X TC WR
(約560mm相当)
撮影は安全に配慮しホームの白線の内側から手持ちで撮影しています  

ぼくが写真を撮り始めた原点は鉄道。昭和40年代、消えゆくSLを撮りたくて、親の持っていたカメラにネオパンSSを入れてもらい撮ったのが初めて。だから今でも鉄道写真を撮ると小学生の頃の自分に戻れる。鉄道写真を始めてしばらくして、初めての憧れの写真家の方ができた。今もバリバリ現役の鉄道写真の神様、広田尚敬さん。初めて買った写真集も広田さんの鉄道写真集だった。その本に新幹線の写真があり衝撃だった。当時は鉄道写真=煙を吐く力強いSLだったからだ。しばらくして新幹線を撮ってみると、多くの鉄道ファンの友人から「なんで新幹線撮るの?」と奇異の目で見られた。ある意味、速く走るための機能の塊である新幹線は、当時の機能の美SLの対局で面白かった。だが、中学生で初心者カメラ好きには、新幹線は速すぎて撮れない最難関の被写体だった。

時は半世紀近く過ぎ、午後の大宮駅ホーム。ホームの東京寄りは西日が射し、ドラマチックなライティング。だが課題が2つ。安全にホームから撮るには超望遠レンズが必要で、しかも手持ち撮影。もう1つは離れていく新幹線をAFが後追いで追随出来るかである。だが僕はX-T4のポテンシャルを信じて疑わなかった。XF100-400mm + 1.4倍テレコンバーターの使用でテレ端側560mm相当だ。さらにX-T4になり、6.5段分の手ブレ補正は、その超望遠レンズの手ブレを見事に抑えてくれた。軽いボディとレンズの組み合わせもあり、手持ちで1時間半の撮影でもフィジカル面での負担は少なかった。さらにAF追随性。迫りくる動体に対してAF性能は比較的容易に追随してくれる。だが、去り行く被写体に対してのAF追随性は今までかなりハードだった。だがX-T4になり、去り行く物体に対しAF追随が一気に向上。これは鉄道写真ではかなり大事。なぜなら列車には前と後ろの貌がある。後ろは赤いテールライト。情緒的でもあり、夕暮れから夜間では、絵的にとても良いアイキャッチになる。この10年、夜の鉄道を狙った「夜鉄」というコンセプトの作品を撮っている。夜の鉄道ではテールライトはとても大切な絵作りの要素。なので、離れて行くテールライトを追えるカメラは夜鉄では頼りがいのある武器となる。しかも新幹線のボディは空力特性の塊。突起物の少ない流体曲面。おまけにフラットな白中心のボディはAF泣かせ。だが今回、X-T4は見事に新幹線を捕獲してくれた。また560mm相当の超望遠レンズは圧縮効果で架線の支柱をとてもフォトジェニックに表現してくれた。

撮影が終わりカメラをしまうとき、X-T4の進化した手ブレ補正とAF性能は、夢に見ていた映像を実現してくれたことを実感した。ただとても残念なことは、僕が中学生の時にこのXの装備がなかったこと。富士フイルムの皆様、ぜひタイムマシンも併せて発明して1972年の東京駅のホームで撮影している僕にX-T4を送ってください。お願いします。

 
いまはStay Home


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by masabike | 2020-07-03 17:49 | 鉄道写真 | Comments(0)
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