変化

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Nikon F2+Nikkor28mm F2.0+FUJIFILM 64T

西オーストラリア州 ケネディーレンジ国立公園


緊急事態宣言が解除となった。これは終わりではなく新しい時代と秩序と価値観そして掟の始まりだと思う

宣言解除でウィルスがなくなったわけではなく、ある程度活動しても、そこそこ大丈夫。でも自己責任 自己コントロールが必要という国の表示と読み取ったほうが良いと思う。多くの経済アナリストや経済学者 メディア コメンテーターが、どれくらい経済が回復するか?V字回復をどうすれば可能か?と論じ合っている。 あくまで個人的な感想だが、経済のV字回復はないと思う。なぜならば価値観が変わった、あるいは変えなければならないからだともう

常に消費と経済は右肩上がり。いまだにシンクタンクや企業のTOPはそう信じている人も多い。だがバブルもリーマンショックも、不況になった業種や国は存在していただ、世界本当に同時でくまなく生命の危機が訪れる不況は、100年前のスペイン風邪以来だと思う。だが今回の方がSNS等の情報の発達により、人々の心の中に衝撃と不安が染み渡るのは、より深く速かったと思う。



多くの人が命を落とし、あるいはとさなくても死の淵より生還 あるいは死への恐怖を感じていると思う。砂漠やジャングルで味わう、危機感を日常生活の中で、お家のリビングや寝室でも味わうストレスは価値観を大きく変える。いくらお金があっても、有名でも、名誉がある方でも、死は残酷に不用意に訪れた。人々は心の安寧を求めている。いくら潤沢にものがあっても、ハイスペックなものがあっても、この不安からは逃れられない。人は人とのつながり 精神的なものを求めてくる

さらにこのような未知の恐ろしいウィルスが生まれてくる頻度はより早く多くなってくる気がする

だから最新の車でこんなスペック、最新のデジタルカメラでこんな素晴らしい映像が撮れるよりも、車は移動の通過点で、森の中で一人自己と向き合うための手段。カメラで写真を撮るのは、夜に大地で月と星と宇宙と向き合うための、その行為を行うための通過点すぎなくなると思う。

ハイスペックな物質をもつことより、自然と宇宙と一体になり、この宇宙で自分はどんな存在か 何でここに生まれてきたのか、ほかの生命とどう付き合うか。家族や友人や、今知り合ったばかりの人と、どう心地よくつながるか、そう考えそうれが重要になるターニングポイントだと思う。経済学者&アナリスト 政治家 多くの人が発想のブレークスルーが必要だと思う


砂漠で一人で何日も生活していると、毎秒 自己との対話 内観の時 生命の起源から、いまどうして自分はここにいるか考える。そして宇宙的な奇跡の連鎖で自分が存在していることに眼ざめさせられる。太古の昔、どこかの三葉虫が雄と雌?が交配する相手を変えていたら、自分がこの世にいなかったかもしれない。そして人類を圧倒する自然の中に一人でいると、以前にもブログに書いたが、食物連鎖の頂点に人間がいる。この考えあるいはこの思考のもとになる、人類は頂点という考え自体が間違えで捨てなければならないと砂漠で感じた。砂漠で行きついた思いは、すべての生命は等しい。小さな虫もカンガルーも人間も。生命に上位も下位も 偉いも偉くないも存在しない。

以前 手塚治虫氏の「火の鳥」で読んだ話だが、ある貴族が、次に生まれ変わるのは犬か何かで、その次が亀という、輪廻転生を火の鳥に見せられる話だった。まさに生命は転生すると思う。もしかしたらこの宇宙に存在する生命あるいは魂の数は有限かもしれない

どんな生物でも生きるためにほかのものを食らう。それは当然のこと。生存のための捕食は仕方がない。だが人類は、自分の嗜好や快楽のために多くのものを破壊してきた。僕も当然 その一員である。仮に魂の数が有限だとすると、地球や宇宙にとり、有限であるものの中で、バランスのために有害なものは駆除されるかもしれない。今もしかしたら人類は、生きる方向の大きな転換物質文明から精神世界文明への転換を迫れれているのかもしれない

自粛解除になり、飲みに行けるぞ ドライブに行ける 新しい洋服やファッションが買いに行ける。その行動を起こす前にStay Homeの時に自分の心の奥で何が必要だったか、何が不安だったか、外に出る前にもう1度 考えてみるべきかもしれない。そして物を作るメーカーも物づくりの在り方、物質文明を立ち止まり考えるときかもしれない。ただ人類は太古の昔には戻れない。今できる精神文明の充足を感がえてみてもよいと思う

心はすべての細胞をコントロールし、すべての世界とつながれるともう。だから心の充足を望む

いまはStay Home


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by masabike | 2020-05-27 08:12 | 写真アート | Comments(0)
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