花の力

花の力_f0050534_08382329.jpg


FUJIFILM X-H1+FUJINON100-400mm

八王子郊外



 暖冬だったとはいえ、冬の寒さを乗り切った植物たちが、エネルギーを爆発させる。それが開花だと思う。だから不思議と撮影しているとウキウキするのはそのせいか?

今不透明 不安定 暗い 話が続く日々。花を見に行ける人は、花を見に行くことをお勧めします。有名な場所や桜や梅でなくてもよいです。公園やあぜ道に咲く小さな花でもよいです。開化のエネルギーをぜひ体と心に取り込みたい


零細企業や飲食サービス業では経営難になっています。今回 僕の中で相反する2つの思いがあります。ある程度の商店や企業で、どうして1~3ヶ月の不振を乗り切れるだけの耐力 運転資金の備蓄 を身に着けていないのだろう。コロナ騒ぎでなくても、不景気や東日本大震災みたいな自然災害。あるいは主要取引先から、何か取引停止を食らう、飲食店では何かしらの理由で、営業停止となる。僕らフリーランスのフォトグラファーでは病気になり仕事ができない。あるいは仕事でチョンボが出て、、クライアントから出禁を食らう。そんな場合、あるていどインカムがなくても生き残れる企業としての体力を身につけておかないとだめなのではと考える。フリーランスになるとき最低3ケ月できれば半年仕事がなくても、生き残れるようにしておけと、先輩のフォトグラファーから言われたことがある。実際その教えを守っていたので、リーマンショックの時は助かった。

でも反面、自分が下積みの雇われカメラマン(とてもまだフォトグラファーと呼べる代物ではなかった時) 会社からの手取りは\105,000。健康保険に自分で加入。ボーナスは当然なし。生かさず殺さずのお給料。深夜や土日にアルバイトでの生活。スーパーで買い物は閉店間際の半額セールの時。ただ自宅だったので家賃は助かった。父がなくなったあとで、母は入院して、家では一人。いろいろ家庭の事情と、機材を買いそろえるので(4×5カメラ コメットの2400wストロボシステム)ローンもタップリ。親の貯金も預かっていたが、全財産は10万円。病気1発で、会社休んだら破産が目に見えていた。毎月 給料日が来るとホッとした(いちおう、雇われのみ。ただし契約社員) あまりにも大変で、笑いさえも出てくる。もうこれは貧乏脱出ゲームだと思ってあきらめよう、そんな気分だった。そんなときに今回のコロナウイルス騒動になったら、蓄える余裕なんぞないので、1ヶ月と言わず2週間で破産宣告となっていただろう。だからいま1ヶ月 少しで休業、閉店、倒産になる人たちを見ていると、よくわかる



ただ大切なのは気持ち。出口や終わりは必ず来ることを信じること。

だから気持ちは大切。この週末、花を見に、花と会話をしにどこかに行ってみませんか?


富士フイルムさんのX シリーズフェイスブックで 和の写心(毎週水曜日更新)を連載中。「イイネ」押してくださいね



ブログランキング応援クリックお願いします。応援たくさんしていただけるとたくさん写真がアップされます 笑
下のランキングバナーをクリックしてください。




by masabike | 2020-03-13 09:01 | 日本風景 | Comments(0)
<< 自分の視点 一番星 パリ  2020年1月24日 >>