LUMIX S1R+LUMIX70-200mm
この数年 正確には2014年1月末からモノクロ作品が増えてきた。そのきっかけはCarl Zeiss社が発売したOtus 55/1.4 にあった。当時このレンズを手にしたとき、ああまりの描写する線の美しさに、カラーだと色が邪魔に感じた。そしてモノクロで撮ると自分の思い描いた線の美しさ、そして光の濃淡を得ることができた。翌年に僕は写真家として独立して20年を迎えることになっていた。そしてOtusがとらえたモノクロを見たとき、もしかしたら自分は色を追い求めて、逆に色に頼り切り、光の印影、被写体のフォルムの美しさ、画面の整理、そkぃ有するコンセプトの力強さをスポイルしていたのではないかと考え、新たなコンセプトでの撮影ジャンルを考えた。それが"katachi."
被写体のフォルムの美しさを、ぎりぎりまで追い詰め、無駄をそぎ落として撮る。レンズは基本的に50mm標準 縦位置で撮ることにした
そして同じころモノクロで桂花團治師匠の襲名を撮ることをスタートしていた。静物と人物のモノクロの作品の撮影がほぼ時を同じくしてスタートした
それは写真を始めた高校生の頃の原点に返ることになった
当時はネオパンSSやトライXを100ft缶から自分でロールに巻いて撮影していた。レンズはNikkor50mm/1.4だけだった。なのでちょうどそのころに戻った感じだ。
それを契機にモノクロが増えていった。今回パリで見た写真作品の多くはモノクロ。色がない分 より撮影者のコンセプトと視点が明確になっていることが分かった
Earthraitでの作品はカラーでkatachiはモノクロで、この2本の柱が2020以降の撮影の展開となる。ただいずれはKatachiシリーズが作品作りのメインとなるだろう
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