
新年に入り、2月14日からの富士フイルムフォトサロン東京での、ACROSⅡ 写真展に向けて、鋭意撮影中です。デジタルと違いフィルムは当たり前ですが、現像するまで見れません。そしてアナログなのでオリジは1つ、バックアップはとれないので、撮影前後のフィルムの管理が大切です。一昔前まではこんなことをブログにUPすると、当たり前のこと言うなと怒られそうですが、今は当たり前ではなくなりましたので・・・
フィルム撮影時に一番怖いのは、フィルムをなくすこと。それと新品と撮影済みを間違えて装填することです。あと水とかに濡れないようにすること、埃だらけにしないことです。35mm&ブロニーはいずれも5本ごとに束ねて番記しておくこと。こうすると撮影順や紛失防止になります。また現像時に何かしらオーダー(増減感する場合の支持にもなります)。これがフィルム最盛期 オーストラリア1回のロケで1000本 近くあるので大変な作業でした。スタジオマンたちは朝にこれをフォトグラファーからフィルムを渡されて作業していました

35mmはプラスチックのケースに入っているので、水濡れやほこりは防げますが、ブロニーは箱から出して、銀紙を破くとフィルムがむき身なので、屋外ロケでは僕はジブロックに入れて持ち歩きます

ブロニーは撮影が終わるとフィルムのお終いについているテープで巻き、封印します。この時にテープに番記 増減感 あるいは大切なシーンの場合は★印をつけます大切なシーンのフィルムは忙しい時には現像しないようにしています。ヒューマンエラー防止です。現像事故は、時としてあるので・・
封印テープはノリがついているので、舌で舐めるのですが、以前うちのアシスタント女子が「なめると味とかするんですか?」と聞くので「コダックはコンソメ味、富士フイルムはしょうゆ味だよと」教えましすると、「え~~知らなかった」というので「そういえば、富士は西日本で売るフィルムには、テープの味が出し味で関西バージョンがあるんだよ」というと、すごい勉強になりましたと言いました。しばらくして彼女に「ヨドバシカメラでベルビア220を200本買ってきてほしい、できれば関西バージョンで」というと「わかりました」と言い新宿ヨドバシ本店へ。しばらくするとヨドバシから電話があり「お店の人に関西バージョンはないと言われました、どうしよう」と連絡があったので、今回はノーマルのベルビアだけでよいですよ、というとベルビアを買って帰りました。その後、彼女にはあれは嘘でしたと言っていないのでどうしよう・・・・

ブロニーは箱に戻して、なくならないようにバーマセルテープで封印して、プロラボに持っていきます。現像する時には増減感がない時は、ノーマルでと言い、ある時は指示をします。以前アマチュア写真家の友人が僕が現像を出すとき「ノーマルで」というのを聞いて「ノーマル以外はどうするの?」というので「増減感があるときはアブノーマルというんだよ」と教えました。彼は某堀内カラー 京橋店店頭で「アブノーマルで」と言い大爆笑になったそうです・・・
このようにフィルム取り扱い、いろいろあります。ぜひ皆さんもフィルム撮影してみてください
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