FUJIFILM X-H1+FUJINON100-400mm
大きな風景を見せるとき、大きな風景だけでは大きさもわからない。そして日本らしい風景は人の営みを感じることにあるかもしれない
オーストラリアのダイナミックな風景はまさに地球のポートレイト。人間のちっぽけな命なんて拒絶する凄さがある。
それに対して、日本の風景は繊細でかつ人の営みが共存していること。ここが外から見る大切なことだと思う
人やあるいは人工物 それをいかに取り込むかが、日本の風景の面白さと素晴らしさかもしれない
単に花鳥風月だけではもったいない
そしてこの共存 写真の世界にも当てはまる。富士フイルムがACROSⅡを販売し始めた。従来のACROSより若干 固めの階調。個人的には風景や建築を撮るのに、従来品より新しいⅡのほうが僕は好きだ。ここでフィルムしか撮れない世界に再び今気持ちが向かっている。フィルムとデジタル どちらが良いか?そんなのはもう氷河期のころの陳腐な話だ。デジタルもアナログも どちらも独自の世界観がある。それをいかに使いこなし、この2つの世界で自分の世界観を共存する形で作り上げるかだ。これはほかにも、ミラーレス&ミラー式イチガンでも同じ。あるいは純正レンズとサードパーティーのレンズでも同じ。どちらの優劣をつけるのではなく、どの表現方法、あるいは世界観が自分にはふさわしいかが問題
カメラもレンズもフィルムも 、作品を作るための手段であり通過点。最終決定ではない。何を使うかではなく、何を表現し伝えるか? カメラ趣味から写真趣味に向かってほしい。カメラやテクニック語る人は多く入るが、写真を語る人、写真のコンセプトや哲学を語る人は少ない。スマホの進化と普及、これはもしかしたら多くの人の目と関心がカメラから写真に向く絶好のチャンスかもしれない。手段ではなく目的に目を向けてほしい。そのために僕は作品ではカメラマンではなく写真家でありたい
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