White Dune Dusk FUJIFILM X Series Facebookより転載


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【和の「写心」《番外編》 By Masaaki Aihara】

「White Dune Dusk」オーストラリア 西オーストラリア州 ランセリン付近
撮影協力 カンタス航空
FUJIFILM GFX 50R + FUJINON GF32-64mmF4 R LM WR

夕暮れ、目の前に広がる白い荒野に、夕暮れのピンクの光が反射してこの世のものとは思えない世界が広がる。そしてこの薄いピンクの朝夕の空こそ、オーストラリアの色だ。しかもそれが目の前の白い荒野に反射する。この色が捉えられないと、オーストラリアの人たちに「君は本当のオーストラリアの色を撮っていない」と言われてしまう。

だが、この色が確実に捕獲でき、かつプリント作品まで持ち込めるカメラは数少ない。限りなく0に近いと言って過言ではないだろう。それが出来るのがGFXシリーズ。しかも先々週のこのページで述べたように、とても過酷な環境。その中で撮った時の心の中で見た色、それを見事に再現してくれた。とくにGFXの色の抜けの良さは、白い砂に反射する色を、とてもクリアーに再現してくれる。例えば赤が良く出る傾向とか、青が強く出る傾向であれば、ある程度は画像処理で対処できる。しかし色の抜けが悪いと、単に色を補正するだけでは難しい。白い砂漠に、淡く反射するピンクの空の色。この色を追い求め、日本から1万キロ以上旅してきた。それにGFX 50Rは答えてくれた。

そして白の色の抜けの良さが良いことは、Food Photoでも大切。白いお皿が白く撮れる。それにより皿の上の料理の色がきちんと出ることにもなる。この数年、あるカード会社の広告で料理を撮ることが多い。必ず撮った写真を、その場でシェフに確認してもらうと、ほぼ全員に「こんな色に撮ってほしかったんだよ!現場で撮って出しで、これだけ撮れるの?このカメラ買いたいな」と、ほぼ毎回言われる。料理写真はシェフの皆さんの作品記録でもあり、自分の腕を、新たなお客様にアピールする宣材。ましてネットの時代、webで料理の写真を見て、お店やシェフの指名をする人も多い。だから色には厳しい。Xシリーズが出る前に、ある世界的に有名なシェフにお会いした。彼は「僕の料理はデジタルでは撮らせない。だって苦心した、料理のうまみが表現できない。だからフィルムでしかもラボも指定する」と言っていた。それだけ色で仕事の明暗が分かれる。だから撮影でGFXやXシリーズで撮影すると、多くのシェフたちは、そのカメラを買いたいので、型番を教えてほしいと、僕に言ってくる。
今回、白い荒野の撮影が終わり、ファインダーで画像を確認した時、多分今年最高の笑顔をしたと思う、誰もいない荒野なので良かったが、あの満面の笑みが渋谷のスクランブル交差点だったら、怪しい人になっていただろう。その晩、キャンプで飲んだワインは今年最高にうまかった。ワインのつまみは満天の星空と満足のいく作品。撮影のあとに美味しい酒を飲みたかったら、僕は迷わずGFXシリーズを選ぶだろう。

最後に、この度の台風被害において被災者の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。被災地におかれましては一日も早い復旧と、皆様のご無事をお祈り申し上げます。






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by masabike | 2019-10-17 23:54 | アウトバック | Comments(0)
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