イレギュラー

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LUMIX S1R+LUMIX24-105mm ISO800

撮影はいつもイレギュラーとの闘い。絵コンテ通り、コンセプト通りの作品が撮れればそれはそれでよいかもしれないが、それだけではとてもつまらない作品ばかりになってしまう

今までも何度か、ブログで書いたように、しょせん自分で考えたコンセプトや絵コンテの通りに撮れたとしても、それはたかが人間が思いついたもの。大自然の想像力に比べたらはかないもの。絵コンテはある意味最低の合格ライン。絵コンテ100%は合格ラインぎりぎりと、思って欲しい

今回のオーストラリアロケ。目的は2つ。1つはワイルドフラワーの作品。もう1つは乾いた塩湖から昇る満月。この

満月のポイントは、昨年の4月のロケの時に見つけて、オーストラリア大陸から宿題として課せられた。実はそのエリアは今までも、何度か通過している。ただいままでは自分で運転していたので、真横を見ることがなかったのと、目的日向かうので集中していて、ある意味心の余裕がなかった。ただ昨年、元ラリードライバーもやっていた写真家 山口HaQ氏に運転をお願いしたおかげで、心の余裕が出来てこのポイントを探すことが出来た

しかし満月当日の、しかも月の出が近づく、午後2時過ぎ、空はにわかに暗くなり、あっという間に暗黒星雲の中にいるような、暗さになった。そしてゲリラ豪雨と稲妻。乾いた塩湖は、水浸しとなり、稲妻が闊歩する。何もない砂漠地帯で、三脚を立てることは、避雷針を立てて、それを持っているようなものだ。月が昇る夕刻になるに従い、雨も強くなり空はますます黒くなる。最初のころは日本から、この月の出を狙ってきたのに!!と悲しく暗い気持ちになったが、でも人間万事塞翁が馬。そうだ月のでは来年くればいい、来年も月は昇る。きっとオーストラリア大陸の神様は、来年 来るともっといいのが撮れるよとのお告げだと思うようにした。そして安全に、稲妻が撮れる位置を探し、稲妻撮影に切り替えた。

カメラレンズも防塵防滴と、三脚がなくても何とかなりそうな手振れ補正が付いている、LUMIX S1R+LUMIX24-105mmをチョイスした。そしてこのゲリラ豪雨の中で数時間粘ることで、稲妻のカットをものにできた

マイナスの運は、本人がマイナスと思っているだけが多い。以下に予想しないイレギュラーを味方につけて、対応するか?作品も撮るためのロジスティクスも、人との出会いも、すべてイレギュラーとの闘い。イレギュラーは仕事に、時として幸運をもたらしてくれる。そのためにはイレギュラーに対応できる、心と機材と観察力が必要だ

今も信州の山の中に撮影で向かっている。今回もイレギュラーがありそうだ、でも危ないイレギュラーだったら逃げることも大切だ


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by masabike | 2019-10-08 10:47 | アウトバック | Comments(0)
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