作品撮り

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LUMIX S1R+LUMIX24-105mm 3月撮影
Eucla Western Australia
普通の人は行かないでください 死ぬから





今回のオーストラリアの撮影は、100%自分の作品撮り。どこから頼まれたわけでもなく、お金を出してくれるわけでもない。自分がスポンサーで自分のための作品撮り。本来のあるべき姿。成功も失敗もすべて自分の責任。誰のせいでもない

思う存分撮りまくり、13日間で4700kmを走り、思う存分 大地と対話した。もう少しで、前回の撮影地 Euclaに行きそうだった 笑

本来写真家であるならば作品撮りをするべきだと思っている。誰に受けるとか、SNSで評判になるとか、どこかの広告で使ってもらえそうだとか、ではなく自分のこだわり、あるいみフェチな視点や好みで作品はあるべきだと思う。決して万人受けしなくても、この線がたまらなくぞくぞくするとか、この光がこだわりとかないと作品とは言えないと思う。自分だけのこだわりの世界、フェチな世界、これが作品だと思う。みんなにイイネと言ってもらえそうな世界を撮るのであれば、それはみんなの意見であって、自分の100%ではないと思う

それは作例であり、お手本であり、みんながイイネと言わなくなった時代には、つまらない写真になると思う。ヘルムートニュートンの作品を見ると、とことんどれがどう言おうが,ピンヒールとシームレスのストッキングにこだわっている。まさにフェチである

オーストラリアのキュレーターに言われたことがある。ある場所で1000人のフォトグラファーのうち999人が撮る場所がある。でも残り一人はそこを撮らず、その場所で違うものを撮る。写真家として必要なものはまさにそれである

そして奇麗な物、すごいもの、珍しい瞬間を撮るならば、それが本当に作品と呼べるだろうか、きれいなこと、すごいこと、そのむこうがわ、その根底にあるものを写し撮らなければ作品と呼べないと思う

今回も、万人受けではなく、かなりフェチな作品を撮ってきた。1000いいねを押してくれるより、たった3人でも死ぬほど好きな作品です、と言ってくれる方がうれしい。イイネの数だけで写真を評価するならば、渋谷のスクランブル交差点で写真展をすればすぐ集まると思う

今回もオーストラリアの大地と対話して、Earthraitを撮らせていただきました。オーストラリアありがとう。フェチな作品楽しみにお待ちください




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by masabike | 2019-09-17 21:53 | 写真アート | Comments(0)
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