夏色 FUJIFILM X Series FBより


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【和の「写心」By Masaaki Aihara】

「夏色」新潟県 津南町
FUJIFILM X-H1 + FUJINON XF16mmF1.4 R WR

夏の花と言えばやはり、向日葵。まだ梅雨が明けきらない関東平野をあとにして、夏の光と色を追い求めて向かったのは、日本海側の新潟。関越トンネルを抜けると、まさに夏だった

今回は夏の光でパワフルな花のイメージを撮りたくて、ここまで訪ねてきた。花はある意味一番身近で、写真を始めた時に誰もが撮る被写体。でも一番身近であることは一番奥も深い。過去、多くの巨匠たちが、自分たちのあがりの被写体として花を選んできた。ロバート・メープルソープしかり、女優写真で有名な秋山正太郎しかりである。花はある意味人物に近い、少しのアングルとライティングの変化で、まるで異なる表情を見せる。もう20年近く前、住宅広告の仕事でアメリカ・シアトルに行った。最終日、時間が空いたのでホテル近くの本屋さんに行くと、メープルソープの写真集『Flowers』が置いてあった。日本ではとても高くて手が出ない写真集だった。僕はしばらく立ち読みをしていた。(もっとも立ち読みと言っても大きく重い本だったのでかなり重労働でしたが笑)すると、一人の男性が僕に「この写真集、素晴らしいよね。僕も好きだよ。でもこの本、少しだけブックカバーが痛んでいるので、店員さんに言うと安くなると思うよ」と話しかけてきた。まさに神の声だった。僕はカウンターのスタッフに「角が痛んでいるので安くなりますか?」と尋ねると「30%ディスカウントでよいかしら」と言われた。その晩、僕は成田までの10数時間のフライトで、メープルソープの花たちとじっくり会話をした。

今回はXF16mmF1.4を使い向日葵の花に出来るだけ近寄り、デフォルメして、夏の花の力強さ、夏のパワーを表現した。花の存在を強調するために絞りを開放からF2.8ぐらいの作品と、F16まで絞り背景の向日葵も生かしてパンフォーカスの作品の両方を撮る。XF16mmF1.4は最短撮影距離15cmと、絞り値の組合せで2つの世界観が撮れる楽しく奥深いレンズだ。今回は花畑が丘の上にあり、風もあったので絞りを開け気味の作品ではフォーカスが外れる場合もあるので、連写モードで撮影した。そして色はもちろんVelvia。実は黄色の発色は緑と並んで難しい。カメラによっては赤みが強まり山吹色になってしまう。抜けるような夏の黄色、そして背景のグリーンの再現、まさにXだから撮って出しで撮れた色。被写体を狙い撮ることに集中させてくれるのがXの力だ。夏休み、旅でいろいろなシーンに出会う。二度とない光と色を確実に表現し、かつ撮って出しが出来るのがX。夏休み、たくさん写真を撮ったら、画像処理どうしようなんて考えたくない。ぜひ夏休みはXで花と会話をしてほしい。



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by masabike | 2019-08-12 09:13 | 日本風景 | Comments(0)
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