30年目の答え

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LUMIX S1R+LUMIX50mm/1.4




























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LUMIX GH5+LEICA12-60mm
































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LUMIX GH5+LEICA8-18mm




































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LUMIX S1R+LUMIX 70-200mm










































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G9Pro+LEICA8-18mm



























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LUMIX S1R+LUMIX50mm/1.4



相原正明 写真展 Earthraitに多くのお客様 そしてメディアにご紹介いただきまして本当にありがとうございました

思う存分 自分としてはオーストラリア 30年目の自分の世界をお見せすることが出来ましたと自負しております。ところで今回の写真展は、今までの自分の個展で初めて、撮影のコンセプトと言うかストーリーを変えた個展でした。根底に流れるコンセプト Earthrait地球のポートレイトは変わりませんが、作品構成を大きく変えました。撮影当初の2016は、30年オーストラリアの色と光を追い求めての作品と言う構成で、赤・青・緑・白をテーマに撮り、見る人の頭の中でその4つの色を合成していただき、相原正明のオーストラリアのイメージを作りあげていただく予定でした


ところが2015年 Carl Zeiss Otus55mmの導入で大きく視点が変わった。Otusの線の解像力の美しさ ボケ味 被写体が立体的強く主張する遠近感。まさにOtsuは写真の原点 標準レンズの魅力と力そして美しさを再認識させてくれた。と、同時にこのレンズの線の美しさを表現するには「色」も邪魔な存在になった。切れ味のよい線は、美しいグラデーションに潜む。Otusの魅力を最大に生かすために標準レンズ&モノクロ撮影が増えてきた。その過程でオーストラリアを25年 四半世紀とり、還暦を迎えるに当たり、もう一度写真の原点 モノクロ+標準レンズでの撮影に立ち返ろうという思いが強くなってきた

また当時、桂花團治師匠の襲名の撮影で、モノクロームによるドキュメンタリー的な撮影もしていたので、色でごまかさない、光と影と構図でいかに表現するかを考えていた時だった。カラーで撮ると、見た目の美しさ 色の強烈さはある。でもその表面の美しさの向こう側に潜むものが見えてこない、ある意味ない、さらに悪く言えば色に頼っての撮影となってしまう。かなり勉強させてもらったのがサルガド シーフ ヘルムートニュートン  植田正治 アンセルアダムス。特にサルガドのモノクロームでのアマゾンの熱帯雨林の作品は、色がないのに、熱帯雨林の濃厚な緑が頭をよぎる。そうこうしているうちに、もう一度自分の写真の原点 モノクロ+標準レンズで、物のフォルムを撮影しようと思った。キーワードはkatachi。サントリーの広告ではないが「何もたさない、何も引かない」この路線で行こうと決めた。丁度、富山のミュゼふくおかでの個展で300点近い作品を見せた後、最後の展示室でkatachiと言うキーワードの作品 5点で、鑑賞者の心と体力にアッパーカットを食らわせた



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Nikon D800E+Carl Zeiss Otus55mm





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ミュゼふくおか カメラ館 最終展示室 Katachiの間


このキーワードと展示の流れは見事に成功し、来場されたお客様から「見終わって、最後の部屋に入ったら、さらにパンチを食らい、クタクタでこんなにつかれる写真展は初めて」と いうお言葉をたくさんいただいた。作者としてはとてもうれしく大変満足だった


そしてオーストラリア 30年目に向かい撮影をしている途中、2018年 LUMIX シリーズ G9ProからL Monchrome Dと言うモノクロモードが搭載された。これはまさにセバスチャンサルガドのGenesissの世界のモノクローム。また時を同じくしてFUJIFILMからGFX50Sが発売され、超高画素+ACROSでの撮影と言うのも増えてきた。このあたりから内観の旅で、最初に写真を始めたときは、すべて標準レンズでモノクロ。これがやはり自分の見る視点 世界観の原点ではと確信した



2018年5月 初めて砂漠をモノクロで撮影した時、今までカラーでの撮影では得られていなかった、心の隅に空いた、ジグソーパズルのワンピースが見事にはまった。そして昨年 パナソニックがS1Rを発表した際に、超高画素ハイレゾ撮影も視野に入れていると聞いた。フィルム時代不可能だった、オーストラリアをモノクロで大判フィルムで撮る世界観が実現できると確信した。この時点で僕は写真展の流れとキーワードを大きく変えた


30年間 オーストラリアで色を追い求めた作品展 赤 青 緑 白でオーストラリアを表現から、30年間 色を追い求めた結果、たどり着いたのはモノクローム+標準レンズでの世界観Katachi。そして30年目の新たなスタートがモノクローム+標準レンズ。だから写真展のレイアウトをモノクロ標準レンズ作品に始まり、赤 青 緑しろと見せて、最後をモノクロ+標準レンズで締めくくった。これが30年の光を追い求めた旅のゴールであり、新たなスタートのシグナルだ


そしてもう一つ、写真展は、自分の内なる宇宙を示す場所。100%異常自分のわがままな世界。これを如何に自分で形ある空間において表現するかがプロのプたるゆえん。だから個展に関しては、僕は第三者のディレクションやセレクションは受けない。またそのためにもきちんと自分の視点 コンセプト 哲学 作品の起承転結を考えて作品を撮る。そうしないとkatachiもEarthraitも存在しない

着実に撮ることで、今回の新しい答えと流れが見つかった。次の写真展 いつかKatachiで行うつもりです。乞うご期待


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by masabike | 2019-07-27 10:49 | 写真展 | Comments(0)
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