Photo by Mizukki Kai(Furukawa)
カメラ SONYサイバーショット
古い写真が出てきた。2004年1月のオーストラリアロケの記念写真。約1ヶ月西オーストラリアの砂漠とビーチでロケをした。ある企業のイメージ広告絡み撮影。クライアントのアサイメントは「地球のポートレイト」
丁度、昨年の写真家 山口氏に同行してもらった行程とコンセプトほぼ同じだ。違いはカメラだけ
2004年当時、まだ作品レベルで撮れるデジタルカメラは無かった。メインはフィルムカメラ。そしてフィルムはフジフイルムVelvia50&100がメインで約1000本のフィルムを日本から持ち込んだ
カメラ機材は下記の通りだ
35mm
Nikon F2 1台 F3P 2台 F90X1台
Nikkor14mm 20-35mm 24-70mm 70-200mm 50mm 85mm 180mm 300mm 500mm
645
PENTAX 645N1台 PENTAX645NⅡ 2台
SMC35mm 45-85mm 75mm 120mm Macro 200mm 300mm 400mm
67
PENTAX67 45mm 105mm 200mm
PANORAMA
FUJIFILM TX-1 2台 30mm 45mm 90mm
FUJI G617
Film
FUJIFILM velvia50&100 PROVIA100F 合計 約1000本
ハスキートール ボーイ3段 1本 ジッツオ3901本
機材合計は約90Kg
これだけ持って行くには理由があった。広告での使用、テレビでの放映も含まれていた。求められるのは完ぺき。なので構図と画質には妥協したくなかった
あの時、あの1本があれば、あの1台があれば!!たった1本のレンズ もう少し違うフォーマットがあれば!そしてフィルムの残量を気にせずに撮れれば、作画に集中できる。こんな感じで臨みました(最終的にフィルムは足りなくなりそうで、オーストラリアに100本空輸してもらいました)
そしてアシスタントは女性のみずきちゃん。うちに来たときは不動産コマーシャル撮影のアシスタントで来たので、オーストラリアに連れて行く予定ではなかったです。仕事が舞い込み本人に、オーストラリアにロケに行きたいか?と聞いたら「行きたい!」と即答。でも、野宿でリアルアウトドアだけどどうする?テントや寝袋の生活の経験は?と言うといずれも、無しとの素晴らしいご回答。あとトイレ無いよ!というと、大丈夫との心強いお答え
とりあえず、家の近所の公園でテントを5分以内で設営できるトレーニングをしました
そしてもちろんカンタス航空さんにサポートのお願いも致しました
人 物 ロジスティツク 戦略 戦術そのすべてを織り交ぜないと、これだけの撮影は出来ないです
でもこれは特別なことではなく、今デジタルで機材は少しコンパクトになりましたが、このような生活が30年続いています。継続し 集中し 結果をだし そしてまた戦略戦術を練り 新たな撮影に繋げ継続しての繰り返しです。ある意味学生時代からの鉄道撮影の時代から何一つ変わっていません
好きなことも、怠けたいことも、休みたいことも全て我慢して、自分の心の欲望、写欲を最優先です
プロになる、これはまさに継続と集中と写欲の歴史です
ブログランキング応援クリックお願いします。応援たくさんしていただけるとたくさん写真がアップされます 笑
下のランキングバナーをクリックしてください。