Barryさんとの旅

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FUJIFILM X-T2+FUJINON16-55mm


タスマニアに到着の翌日から、バリーさんと2泊3日のキャンプの旅に出た。

彼とキャンプの旅は15年ぶりぐらいだ。

実は今回のタスマニア行きの一番の目的は彼とのキャンプだった。この数年「マサ、たまには撮影抜きで、キャンプファイヤーでも囲みながらボーイズトークのキャンプに行こうよ」との彼の誘いに「撮影抜きでの旅は難しいよ、ごめんなさいバリー」と言い続けてきた

実は彼こそが、僕がタスマニアで撮影をすることになった、そしてできることになった影の大恩人。1998年 僕は オーストラリア政府観光局のメディアツアーで初めてタスマニアを訪れた。それまではオーストラリア本土の、Out Backと呼ばれる荒野が撮影フィールドだった。そんな時に観光局の方から「たまには砂漠ではなく森も良いですよ」とのお誘いでタスマニアを訪れた。バリーさんはその時の現地観光局のメディアのアテンド役。5日間の間に毎夜毎夜飲んで、いろいろな話をして、最終日には彼の家に遊びに行った

そして2002からタスマニアを撮り始めた時に、荷物や三脚を、僕の家に置いておけば、日本から持ち込む手間がなくなるからどうだい?との提案に僕はすぐ手を挙げた

彼はハイスクールを卒業してからすぐに、タスマニア政府観光局で働き始めた。50代後半でリタイヤするまで観光業一筋。いわば、筋金入り、たたき上げのタスマニアの観光のプロ。そして多くの地元の観光業者さんはみな、バリーさんを知っている。空撮の飛行機のチャーターも レンタカーも、パブも、みんな「えっ?バリーの友達だって?だったら特別価格だよ」とか「金なんか要らないよ」という事で、撮影がとても楽で、気がつくとタスマニアは遠い異国の地ではなくHomeになっていた
そしていつのころからか、彼の家によく言えばホームステイ。普通に言えば居候することになり、家族全員 親戚友人も含めて、タスマニアのソサエティの一員に迎えていただくことになりました

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3月にロケに行った時「キャンプにいつか行けるかな?」バリーさんは僕にそう聞いてきた。彼は少し足を引きずっていた。「バリー 足どうしたの?」と聞くと、最近歳かな、足が悪くてとの答え。僕は彼の足が良くなるならばと思い「6月になったら東京で写真展がはじまるんだよバリー しかも写真集もだすから、写真展が終わったらすぐに本を持ってタスマニアに帰ってくるから」と約束した

日本に帰国した4月上旬、着いたその日に僕は6月のカンタス航空のタスマニア行きチケットを予約した

バリーさんは2~3週間 長いキャンプと滞在してほしかったみたいだけど、それはとても残念ながら不可能だった

でも3日間の旅の間、一緒にテントを建てて 火を囲み、ワインを飲み ベーコンをほおばり、昔の旅の話、観光局時代の失敗談 奥さんとの恋愛話 お互いの10代のころの、ここでは言えない話。そしてタスマニアでの写真展やメーガン(長女)の結婚式の話 それとお互いに大好きな、英国の戦闘機スピットファイヤのはなしなどなど話が終わることがなかった


まだまだバリーさん、話すことはたくさんあるよ。次回までにもっと話をためておくから、それまで元気でね。今度はウィスキーはコークで割るのではなく、ストレートで飲んでください。せっかく竹鶴買って行くんだから 笑


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by masabike | 2019-07-10 10:33 | | Comments(0)
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