黎明の月 by FUJIFILM X-T3

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FUJIFILM X Series FBより転載

「黎明の月」北海道 根室半島 春国岱
FUJIFILM X-T3 + FUJINON XF8-16mmF2.8 R LM WR

厳寒の地に古い友達を訪ねて行った。だがその友達は、今や大地に伏していた。長い間、寒風に耐えてきたが、今回の再会の前に力尽きていた。

友達は約5年前にX-T1のプロモーションの撮影の時に出会った木だった。今回XF8-16mmで新たなる視点で撮ろうと思ったが、大地に横たわっていた。でも木から「横たわってはいるけどまだ命の灯はあるよ、撮って!」と心に問いかけられた気がした。

夜明け前、気温はマイナス20℃。三脚を触るだけで手がちぎれそうに痛い。でも大地に横たわる木と、最果ての空に沈みゆく月がシャッターを切る気持ちを応援してくれた。まだ闇が支配する夜明けの時間。X-T3のAFシステムは、マジックアワーと呼ばれる写真家にとっての魔法の時間帯、暗い中でも確実に素早くピントを合わせてくれる。短い魔法のエッセンスを逃さないために、X-T3のシャッターは素早く正確に時を切り撮っていく。時を無駄にしないカメラ、そして現地の空気感を、小さなセンサーに封じ込めることが出来るカメラ。それはX-T3だと感じた。でももっと大切なことは、被写体と向き合い、カメラの存在を忘れさせてくれることだ。これほど写真家にとって頼もしい相棒はいない。そのおかげで、被写体から問いかけられる、どんな小さなシグナルにも写真家は集中できる。それは最期の木との対話を邪魔しない大事なことにもなる。嘘だと思ったら、厳しい環境にX-T3と旅をしてほしい。旅が終わると、X-T3が最高の旅の相棒であることを実感するだろう。

撮影が終わった時、北の大地が笑っていた。僕は大地に手を合わせて去っていった。また来よう、Xを持って。




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by masabike | 2019-02-07 07:25 | 日本風景 | Comments(0)
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