緊張と静寂

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FUJIFILM X Series Facebookより


【和の「写心」By Masaaki Aihara】

「緊張と静寂」天満天神繁昌亭(大阪)
FUJIFILM X-H1 + FUJINON XF16-55mmF2.8 R LM WR ACROS R モード

大阪にある天満天神繁昌亭の楽屋。出番を前にお化粧や準備に余念がない演者の方々(左より桂花團治師匠 林家染雀師匠 桂あやめ師匠)。楽屋は出番前の緊張感にあふれている。撮影は電子無音シャッター使用のX-H1。落語の撮影は音が厳禁、演者の方にとっては、舞台は毎回真剣勝負。出番前は心を集中させ、研ぎ澄ませ、戦いに出る前の準備時間。
そんなときに音が邪魔となり舞台に影響があっては言語道断。だからミラー式の一眼レフは使えない。ミラーレスでも完全無音が求められる。シャッター音だけでなく、AF合致音を含めすべての音を消す。そして小ぶりのXシリーズは楽屋や舞台のそででも、その存在は目立たない。だが撮影するぼくの存在も消さないと、ここではNGだ。それぐらい出番前の楽屋は緊張感と静寂さで包まれている。いくらカメラが無音でも、ぼくの存在感が大きいと「カメラマンさんの瞬きの音がうるさい、呼吸する音が邪魔」と言われかねない状況だ。

そんな状況でも写真に収めることが出来るようになったのは、4年前にXシリーズに電子無音シャッターが搭載されて、「音が出ないカメラであれば撮影してもよいですよ」と、桂花團治師匠(4年前は襲名前なので桂蝶六師匠)からお許しを頂き、師匠の襲名公演から追いかけ撮影させていただいたのが始まりまでした。そしてこの4年間、落語以外にも狂言・ 薪能など、いままで音がネックで撮影できなかった伝統芸能の世界を数多く撮影させていただきました。写真が他のアートと大きく異なる特質として記録性というものがあります。音の問題が解消できたことで、今まで映像を残せなかった世界を写真という記録で残せたことはとても大きなことです。フィルム時代はどうしても巻き上げ音等がネックとなっていましたし、暗い舞台はフィルムの感度では撮れないことも多かったです。電子無音+高感度性能で今まで撮れなかった世界、残せなかった映像を後世に残せることが、Xシリーズの大きな使命だと感じます。

そして今年はさらにXシリーズで東京の講談の世界も初めて撮影させていただきます。電子無音シャッター+高感度性能+小型軽量システムで、さらなる未知の撮影分野も開いていければと思っております。ぜひ皆さんもXシリーズを使い、新たな撮影領域にチャレンジしてください。あまり長く書くとおあとがよろしくないので、また次回の相原正明&FUJIFILM Xシリーズ Facebookを楽しみにお待ちください。

 



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by masabike | 2019-01-27 08:50 | 落語 | Comments(0)
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