先日、家内がマルセイユ経由でフランスに行っている時、マルセイユも舞台になっている、名画「フレンチコネクション」を見た。20年ぶり以上の久し振りの鑑賞。映画がはじまりだしで10数分した時、あるシーンで僕の眼が止まった
麻薬シンジケートのボスが、自分の愛人にプレゼントをマルセイユの海辺の豪邸で渡すシーンだ。ニューヨークにヤクの取引に行くのに、自分の愛人を同行させる。取引が終わったらニューヨークを楽しもう。でも旅に必要なプレゼントがあるよと!リボンでくるんだ箱を渡した。そして、愛人があけもいい?と聞いて何か金属の塊をだして、大喜びをする。そこに眼が止まり、ブルーレイをもう一度バックさせてスロー再生。やっぱり!!ボスが彼女にプレゼントしたのは、アイレベルのニコンF。マルセイユの豪邸の庭のテーブルの上に、金色に白地のFのロゴマークの箱が観客に向いておいてあった。ボスやるな!と思ってしまった
映画が作られた70年代、まぎれもなくNikonは世界のあこがれのブランドであり、ステータスであったあかしだ。そのカメラとパッケージを観客に見せれば、誰もが納得する世界ブランド。誰もが納得し、いつかは手に入れたいという憧れの世界中の注目の的の存在だった
いまのNikon、いまでもやはり世界のトップブランドのメーカーである。そしてあってほしいと願うNikon信者であり、44年ニコンユーザーであり続けた僕は思う。おりしも2019年はNikon F生誕60周年。まさにレジェンドが生まれて60年。いまNikonは他社と製品比較される存在になった。個人的には比較されない、絶対唯一無二のカメラメーカーであってほしい。ニコンはカメラではなくNikonであり続けてほしい。
誰もが使える便利で、優しい存在ではなく、使いこなせるのはプロの証、使い手を選ぶ、誰でも使えない、そんな孤高の存在であってほしい。大切な人に亀倉さんから生き続ける伝統のパッケージを渡したとき、世界中の写真を愛する全ての人が、そのパッケージを開けた時、満面の笑みがこぼれる存在であり続けてほしい。いつまでも喜びの顔がありつづけるブランドであってほしい。マーケティングに頼らないI,m Nikonであってほしい。
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