小さな巨人FUJIFILM XF10


小さな巨人FUJIFILM XF10_f0050534_08061191.jpg
FUJIFILM X Series Facebookより転載

【和の「写心」By Masaaki Aihara】

「津軽海峡夏景色図」青森県 竜飛岬付近
FUJIFILM XF10

良い写真を撮るにはどうしたら良いですか?という質問をよくいただきます。答えは簡単。「いつもカメラを持ち歩くこと」。チャンスや撮りたい光や気持ちはいつやって来るかわからない。以前人づてに聞いた話がある。

かの有名なブレッソンが、どこかのホテルで夜中に目覚めた時「私のカメラはどこだ?」とお弟子さんに聞いたという逸話がある。ブレッソンは決定的瞬間の生みの親。そのブレッソンでさえ、常にカメラは肌身離さない。

今回、僕は北海道のバイク旅の相棒にXF10を選んだ。もちろんX-Pro2 + XF18-135mmも同行したが、X-Pro2はバイクのサイドバックに入っている。とっさのときや、未知の看板や、バイクにまたがったまま自分目線で撮るメモ代わりの写真の時には、首からぶら下げ、ラィディングジャケットのポケットに入れているXF10に比べてシャッターチャンスは劣る。

でもだったら「スマホでよいのでは?」という考えも聞かれる。でもやはりXだけが成し得る、記憶色の世界に基づいた最高の色再現性。更にRAWデータも撮れるので、いざとなったら仕事でも対応できる。小さくてもストレスなく撮れるXF10を旅の相棒に選んだ。

ツーリングDay1は東京から700kmをバイクで一気に走り、フェリーで津軽海峡を越える。竜飛岬を越えるころ、風の感じが変った。本州から北海道に入ったなと感じる。夏の終わりの夕日が竜飛岬に沈む。ついつい「津軽海峡冬景色」を口ずさんでしまう。肩ひじ張らないXF10は、鼻歌うたいながら、楽しく良い写真が撮れた。でも写真は良かったが、相変わらず歌のセンスはないことを実感。でも晩夏の津軽の風に流されて誰の耳にも聞こえないことが幸せだった。

10月はしばらくXF10の作品をお届けします。



富士フイルムさんのX シリーズフェイスブックで 和の写心(毎週水曜日更新)を連載中。「イイネ」押してくださいね



ブログランキング応援クリックお願いします。応援たくさんしていただけるとたくさん写真がアップされます 笑
下のランキングバナーをクリックしてください。









by masabike | 2018-10-06 08:08 | | Comments(0)
<< 存在 サロベツ風物詩 >>