最後のPhotokina

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FUJIFILM S5Pro +SIGMA12~24mm 2006年 フォトキナにて


今ドイツ・ケルンでフォトキナが開催されている。2年に1度開催される世界最大のカメラ映像ショウだ

初めて作品が展示されていったのが2006年。富士フイルムブースでの個展 photo is だった

当時 販売されていたFUJIFILM TX1パノラマカメラを使い、5メートルの縦長掛け軸風の作品を中心に約50点の個展だった


毎日世界中の人が見てくれた人生最高の写真展だった

期間中、富士フイルムの方と、広告代理店の方に、「なんでこれだけカメラメーカーが日本にありながら、あるいは世界の情報発信はニューヨークやパリなのに、フォトキナは世界最大の写真映像イベントをドイツでやるんですか?」と尋ねたら、「写真文化の発祥はドイツであり、今でも写真文化の中心はドイツ。カメラメーカーの売り上げや、メディア企業の数だけでは測れない、だからフォトキナなドイツでなければならない」と教えてくれた

そして5日間 ケルンメッセの会場にいて解ったことは、フォトキナが単に新製品の展示やプロモーションの場所ではなく、2年ごとに全世界のカメラ映像メーカーが、自社の機材を使ったトップフォトグラファーのトップクォリティーの作品を見せ、お互いに写真文化を楽しみ、メーカーの垣根を越えて、2年ごとに挨拶を交わす場だという事がわかった



実は来年からフォトキナは毎年開催 しかも規模を縮小して5月か6月に開催するらしい。いくつかのカメラメーカーが2年ごとでは商品サイクルに合わないから毎年開催しろと、駄々をこねたらしい。駄々をこねたメーカーはフォトキナの本当に意味を理解していないと思う


ドイツで列車の中で写真を撮っていると、「日本人か?写真が好きなのか?えっ!フォトグラファー!取材なのか? えっフォトキナに作品を出す!しかも個展!すげえな」とドイツ人の乗客の間で大騒ぎになった。ポートフォリオを見せると、写真展の成功を祈ると、みんな握手してくれた。その時、フォトキナの偉大さをしみじみ感じた。

そんなフォトキナも今年限り。来年もフォトキナはあるけど、それは本当のフォトキナではないと思う。都合今回も含めて4回 フォトキナに作品は展示された。その思い出は心の中の大切な宝物

ありがとうフォトキナ、そしてさようならフォトキナ




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by masabike | 2018-09-26 17:49 | 写真アート | Comments(0)
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