
FUJIFILM X-H1+FUJINON16~55mm
繁昌亭楽屋 桂花團治師匠 (右) 桂 文華師匠(左)
高座という笑いの勝負のリングに上がる前の二人の落語家。開演、数分前。一番太鼓が鳴るころ、目の前にいるのに近づくことが許されない結界が楽屋に生まれる。
落語家さんたちは、高座あがる前に「お先に勉強させていただきます」と言い残し楽屋を後にする。死ぬまで勉強、それを生で見せていただいている。そして多くの落語家の方が、舞台のそでで、手拭に「人」という文字を書いて飲み込んでいる。あがらないためのおまじない。それほど舞台は怖い、厳しい。
この厳しい落語の世界を少しだけ垣間見ることを、お許し頂いて4年目。
でもいつでも思うことがある。この厳しい世界、もし僕が落語家の師匠に入門したら、何日間持つのだろうか?もしかしたら1日も持たないかもしれない
舞台に上がれる、落語家さんたちの陰に舞台に上がれず去っていく多くの人がいることを知った
扇子と手ぬぐいだけが、この舞台で戦う道具。カメラが悪い、レンズの性能がいまいちと、機材にする写真家が多い。そんな自分の持ち物のせいにするカメラマンに、この舞台裏を見せてあげたい。人の心で勝負する。それを落語の世界の撮影で教えていただいた
写真家の心がシャッターを押すことが大事だという事を、落語を拝見するたびに痛感する
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