至福の時 写真展前夜

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FUJIFILM X30


まだ工事中

いよいよ写真展の展示作業が近づき、かなり雰囲気的に盛り上がって来ました


展示の最後の微調整中です。会場平面図と専属キュレーターさんが作ってくれた壁面図を基に楽しい悩みです(このキュレーター代が高いですよ笑)

最高の至福の時です。平面と壁面図を基に頭の中で絵コンテを書きます。場合によっては平面図と壁面図に落とし込む目に絵コンテを紙にフリーハンドで描き、イメージづくりをします


でもここで間違えないでいただきたいのが、作品が出来てから展示の起承転結、ストーリーやレイアウトを考えるのではないという事。写真展を開催しようと思った時点から、単体撮影ではなくストーリーとコンセプトにもとずいた撮影に切り替えている点です。夜鉄(相原語です 爆)は最初は趣味で撮っていました。でもある点数がたまった時に、富士フイルム主催の鉄道写真展に応募して(もちろん一般公募でしたので、出展料を払って飾っていただきました)手ごたえを感じたので、その時点で個展をしようと決断しました。ただその時点でオープニングカットは撮れていたので、全体の流れと、最後のエンディングカットをどうするか、考えてそのストーリーと絵コンテにもとずいて撮影しました。ただ良い写真がたくさん撮れたから、それを集めて写真展では素人です。やはりお客様が自分の時間とお金と足を使い見に来ていただくので、見に来てよかったと思わせるものを、たとえ趣味の分野の作品でも手を抜かずに撮り作り上げることです。アリを倒すのにも全力を注ぎこむのが、僕の信条です



写真展をしようと心に誓ってから、4年間でストーリーを完成させました。出来上がったので今年の2月です。その間に発売されたNikon D5やFUJIFILM X-T2&H1は作品創りに大きな力となりました



そんなわけでこの至福の時を、いまキースジャレットのThe Melody At Night With youを聞きながら、会場のイメージを膨らませて作業をしています。音楽はとても大事です。写真あるいは映像と音楽は切っても切り離せない間柄です。音楽で写真のセレクションやレイアウトは変わります。だから仕事場でのオーディはこります 笑


ただ最近少し残念なことにこの至福の時を、デザイナーさんにゆだねてしまう写真家の方がいるという事です。アマチュアならば仕方がないです。写真のセレクションからストーリー作り、レイアウトはかなりの経験やセンスが入ります。僕の場合は幸か不幸か、大学の専攻の一つにフォトジャーナリズムと広告があったので、そこで授業でコンセプト セレクション レイアウトは勉強しました。あとは広告代理店の営業マン時代に、制作現場でかなりの場数を踏ませていただき、現場で覚えました。



でもプロと宣言している写真家が、自分でセレクションや会場レイアウトという、一番キーになることが決められずに写真展をすることに僕は驚きを感じます。あるいみ小説家が、登場人物のキャラクターが決められないから、編集者に頼むみたいなものです。僕もラボのプリンティングディレクターやキュレーターに意見は求めたり、アドバイスをしてもらうことはあります。でもそれは自分の決めたことを確認するためや、最後の後押しです。あとは第三者は冷めた目で見てくれるので、熱くなっておなじような写真を選んだり、自分で自分の作品の良さを見落とす場合があるので、第3者の意見も大切にしますが、第3者にゆだねることはしないです


そして写真展開催時、一番意見を聞き、参考させてもらうのがキュレーターさんです。彼ら彼女たちは展覧会のスペシャリストです。飾った時の見栄え、動線、ギャラリーという3次元の空間でどう見えどう感じるかとてもよく理解しています。グラフィックデザイナーさんだと、2次元では上手でも、3次元となるとかなり状況は難しくなります


もし自分で写真展のコンセプト ストーリー レイアウトが決められない写真家がいたら、恥を知れと言いたいです。それは写真家ではなくシャッターマンだと僕は思います。自分の心の中と、自分の表現したいわがままをぶつけるのが写真展だと思います(客観的に見て、この作品はダメなんじゃないというのも出てきますが、やはりかなり主観で選んでいきます)  


今回の"STAR SNOW STEEL"オーストラリアの作品と同じかあるいはそれ以上にわがままに撮影し、セレクションした作品群です。どうぞお楽しみに





写真展 STAR SNOW STEEL会期中、会場にてギャラリートークを開催いたします


参加費無料、予約不要で、おおむね40分ぐらいを予定しております

ギャラリートークの予定は下記の通りです。予定等が変更の場合は、ブログまたはFacebookにて告知いたします

別に鉄道や、写真が解らない方にでも楽しく、撮影の裏話や昔の旅の笑い話をお話します

ぜひぜひご参加ください


また今回は、パナソニック社の最新大型テレビでの作品上映もします。展示作品以外もたくさんお見せします。お楽しみに

ギャラリートーク予定

東京展
7月6日 1130~  1700~
7月7日 1130~   1600~
7月8日 1130~
7月9日 1230~
7月10日 1230~
7月11日 1230~



大阪展
7月20日 1130~ 1700~
21日   1130~ 1700~
22日   1130~ 1700~
23日   1300~
24日   1300~
25日   1300~

写真展 詳細は以下の通りです



東京展 富士フォトギャラリー 銀座

開催期間 201876日(金)~12日(木)

平日10:30~19:00 最終日は14:00まで

土曜日曜 11:00~17:00

期間中 無休 入場 無料




最寄駅

地下鉄 銀座線 京橋駅 3番出口より 徒歩1
地下鉄有楽町線銀座一丁目駅7番出口より徒歩1
JR
有楽町駅 京橋口より 徒歩5

所在地

104-0061
東京都中央区銀座1丁目2-4
サクセス銀座ファーストビル4F
TEL
03-3538-9822
FAX
03-3567-0039





大阪展 富士フイルムフォトサロン 大阪

 

開催期間 2018720日(金)~26日(木)

午前10~午後7時(最終日午後2時まで 入館終了10分前まで)

入場無料 期間中無休

最寄駅

地下鉄御堂筋線「本町」駅下車 3番出口から本町通りに沿って 東へ約5
地下鉄堺筋線「堺筋本町」駅下車 17番出口から本町通りに沿って 西へ約3

所在地

541-0053大阪市中央区本町2-5-7
メットライフ本町スクエア (旧 大阪丸紅ビル) 1F
TEL 06-6205-8000

作品点数 全倍9点 全紙45点 半切20

会場 富士フイルムフォトサロン大阪スペース1





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by masabike | 2018-07-03 19:36 | 写真展 | Comments(0)
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