京都の光

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FUJIFILM X Series FBより転載

【和の「写心」 By Masaaki Aihara】

「初夏の香り」京都
FUJIFILM X-H1 + Carl Zeiss Touit 2.8/12

よく「和」をテーマにした写真コンテストや写真特集を見ると必ずと言っていいほど、「寺」「鯉」「竹林」が並ぶ。「和」の三題噺かもしれないと思うこともある。このFacebookでも「和の写心」と言うコンセプトであるが、なにも三題噺を撮るから「和」になるわけではない。被写体が「和」の物なのではなく、表現する方法あるいは空間が「和」の感覚と思って欲しい。

今回の作品はGWに京都に観光に行った。それこそ新緑の庭園を眺めに行ったがそれ以外にも2つの目的があった。1つは、5月はほとんど砂漠に撮影に行くので、美味しい日本料理の食べおさめとして、創業400年の老舗の割烹で食事をした。お料理もさることながら、器、お庭、そしてたたずまいがすべて和の歴史だった。そしてもう一つの目的はKYOTOGRAPHIEという京都で開催されている写真イベントだった。多くの会場に分かれ、世界中の写真家の方が、京都のたたずまいの中で作品を発表していた。過去と未来の融合的な感じでとても面白かった。作品内容だけではなく展示方法もとても面白く、お寺や伝統的な建物を上手に使い展示していた。とても勉強になり、見終わった後も興奮さめやらぬ、だった。そんなわけで、いくつかの展示を見た後、クールダウンも兼ねて路地の茶店に入りのんびりしようと思ったら、格子から素晴らしい光が差し込み、展覧会を見た興奮をさらにヒートアップさせてくれて、休憩に入ったお茶屋さんで、無我夢中で撮影してしまった。それこそ何を撮るかではなく、何を感じてどんな気持ちで撮るかを考えさせられた初夏の午後。写真は、最後は人がシャッターを押す。どんなにAIが進んでも、気持ちの高揚を写すことは難しい。

梅雨までのひと時、初夏の光を使い、何を撮るのではなく心が何を感じてそれをどう表わすかを試してもらいたい。Xシリーズはあなたの心の光と影を必ず形にしてくれるはずだ。

 
東京・丸の内のFUJIFILM Imaging Plazaにて相原正明さんの作品が展示される「写真・X・そして私」展は明日5月31日(木)までの開催です。ぜひお気軽にお立ち寄りください。
https://imagingplaza.fujifilm.com/gallery/1/



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by masabike | 2018-05-31 07:41 | | Comments(0)
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