和の風景

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FUJIFILM X-H1+CarlZeiss Touit 32M &50M
京都 平八茶屋


良く写真コンテストや写真雑誌のイベントでお題を「和」にするととてもつまらなくなる。その訳は、僕も依然応募作品を拝見させていただいたが、8割が竹林 お寺 鯉あるいはお神輿になってしまう。確かにそれも話ではあると思う。でもとても表面的なものしか見ていないと思う。

和と言うのは、物ではなく、精神性やそのものの奥に潜む、美意識あるいは表現方法だと思う。鯉=和であれば、ヨーロッパの鯉を撮るだけで和になるかと言えばそうはならない。逆に違う被写体でも「和」の表現方法を撮れば「和」の雰囲気が漂う。先月拝見した、横山大観展で驚いたのは、「ナイアガラの滝」。でも大観が描くと、深山幽閉の滝みたいになる。和とは視点でありその人の心のありようかもしれない。ともかく被写体の表面ではなく、1歩奥を開いてえぐりだす。それが大切だと感じる。ある写真展の審査をされた方が、「和」の世界は、ご飯を撮っても、玄関で脱いだ下駄の鼻緒を撮っても、それは和の世界と表現する方法があると、おっしゃられていた。
GW多くのアマチュアの方が撮影に行かれていると思う。ぜひ自分の足で探し、こころで被写体の衣をはいで、被写体の奥にひそむものを表現してほしい。それはあなたの心の中でもあるからだ


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by masabike | 2018-05-03 12:46 | 写真アート | Comments(0)
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