花吹雪春光図 又兵衛桜 

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富士フイルム xシリーズfacebookより転載

【和の「写心」 By Masaaki Aihara】

「花吹雪春光図」奈良県 大宇陀 又兵衛桜
FUJIFILM X-H1+FUJINON XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR

よく「どうしたら写真が上手になれますか?」と言う質問をいただく。いろいろな方法があると思うが、「美術館に行って良い絵画、アートを見てください。特に日本画」とおすすめしている。どうして写真の上達のために絵画?と思われる方もいるかもしれない。でもどうして写真の上達のために絵画なのでしょうか。それは絵画も他のアートも根本は同じだからです。油絵の具でキャンバスに表現するか、墨で和紙に表現するか、あるいはフィルム&データから印画紙に表現するか。たまたまアウトプットの方法と素材の違いだけ。大元は心の中で何が見えて、どう表現するかの違い。上達するには、この大元の部分をより研ぎ澄ますこと。そのために良い絵画等を見ることをお勧めしている。たとえるならば、いま東京国立近代美術館で開催中の「横山大観展」(4月13日~5月27日。その後、京都国立近代美術館で6月8日~7月22日)がおすすめ。デフォルメ、画面の整理、色使い、学ぶべきことはたくさんある。そして東京 六本木 富士フイルムスクエアで開催中の「昭和が生んだ写真・怪物 時代を語る林忠彦の仕事」もそうだ。写真の力強さ、視点がやはりとても勉強になる。昔の言葉で「温故知新」。過去の名作を見て学ぶことから、自分の写真にないもの、あるいは探していたものが見つかるかもしれない。さらにデジタルと言う新しい表現手段で新たに出来る方法があるかもしれない。桜の撮影、あるいはこれから梅雨が来て雨に煙る世界とかには日本画の世界が大きく役立つと思う。GW、少し撮影をする手と眼を休めて良い過去の作品を鑑賞することを勧める。そして皆さんが、この世界を撮りたいと思う光と色と瞬間が見つかったらXシリーズは大きくお手伝いが出来ると信じている。


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by masabike | 2018-04-18 21:18 | 日本風景 | Comments(0)
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