SAKURA FUJIFILM X Series FBより




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【和の「写心」 By Masaaki Aihara】

「SAKURA」東京・板橋
FUJIFILM X-H1+FUJINON XF16mmF1.4 R WR
フィルムシミュレーション ACROS

桜の撮影と言えば、あの淡い本当に淡いピンクの花びらをどう表現するか?かなり苦労している方も多いと思う。先週はフィルムシミュレーションをPRO Neg. Hiが個人的にはオススメと書いたが、もう一つ別の方法がある。モノクロです。モノクロは当然色がない世界ですが、素晴らしいモノクロは鑑賞者の頭の中で記憶色の効果で色が見えてきます。ある意味本当の記憶の色なので最強のフィルムシミュレーションです。今回の場合は、ACROS Rで少しオーバー気味に撮ると桜の花と、季節感的な柔らかさが出せたと思う。この場合は必ずRモードにすること。そうしないと空がシャドーになり花が浮かび上がらない。あとシャープネスを少し弱めに設定。花の柔らかさが出てくる。

Xを使い撮影で一番助かったのはモノクロ撮影。やはりカラーはフィルムの時の経験値で、モニターを見なくてもかなり予想できます。しかしモノクロは別です。現実の色がある世界をモノクロでどう見えているか?その場合のシャドーやハイライトは?撮影しながらEVFで確認できる。これほど便利な時代になるとは思いませんでした。つまり現実ではないモノクロの世界、想像しづらい世界を撮影時にかなり自分のイメージに近いところに追いこめる。そしてあとで画像処理ソフトもしくはプロラボでの焼き込み等画像処理で、作品にまで追い詰めることができる。でも、相原さんはよく「Xは撮って出しでOK!」と言っていますよね、と思われるかもしれません。確かにカラーはほぼ撮って出しでOK。でもモノクロはフィルム時代から撮影半分暗室半分と言われてきましたし、僕もそうして作品を作りあげてきました。これはデジタルになっても同じ。ただ違うのは、デジタルの時は撮影時に、フィルム以上に追いこめば最終形に近づけるオリジが撮れること。オリジナルデーターと作り込みの差が少なければ画質の低下も少ない。特にEVFでハイライト&シャドーのトーンの確認をしながら撮影を味わってしまうと、ミラー式デジカメの操作には戻れない。撮影中は1秒たりとも無駄にできない、黄金の時間。より撮影時、EVFでモノクロを突き詰めることで、撮影前に自分でも予想しなかった表現、あるいは被写体のアイディアも沸いてくる。より良い作品、より多くのアイディアのためにEVFとハイライト&シャドーのトーンコントロール。そしてシャープネスをトライして欲しい。世界の名作と言われる写真はほとんどがモノクロ。もしかしたらあなたがACROSモードで撮る作品が何十年か後に世界巡回展をする名作になっているかもしれない。そうしたら今日の記事を少しだけ思い出してくれると幸せです。



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by masabike | 2018-04-12 07:46 | Comments(0)
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