光が舞うとき by FUJIFILM X-H1

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【和の「写心」《番外編》 By Masaaki Aihara】

「光が舞うとき」
オーストラリア タスマニア州 マウントウィリアム国立公園
FUJIFILM X-H1+FUJINON XF16-55mmF2.8 R LM WR
撮影協力 タスマニア州政府観光局 カンタス航空

太陽がだいぶ地平線に近づきだした午後、撮影はクライマックスを迎える。ここは赤い地衣類の岩が並ぶ海岸。遅い午後の光が、赤い岩をより赤く染める。そして冷えてきた夏の日差しは、岩の影をくっきりと、写真家に影をどう処理するか見ものだなと、問いかけてくる。

最初の数フレームは三脚を使い撮影した。しかし太陽の角度が低くなるにつれ、影が伸びて、影の形と位置が変化するスピードが加速する。しかもここは岩が複雑に重なり合う海岸。足場は悪く、さらにロアリング・フォーティーズと呼ばれるバス海峡から吹きつける強風が三脚を揺らす。僕は「風景写真は三脚を使うべし」と言う自分の持論を覆し、三脚を外して、X-H1のボディー内手振れ防止機能をONにした。刻々と変化する光と影、僕は5軸5段以上の補正機能に撮影のクオリティーを託した。変化する光に先回りし1秒でも早く撮影ポジションを確保し、1ミリでも妥協のないフレーミングをするために新機能に助けを求めた。

三脚が無くなった分、ポジショニングとフレーミングは格段に早くなり、特にフレーミングのストレスはなくなった。本当は、このアングルから撮りたいが三脚が立たない、これは最大のストレスになる。そして三脚を立てるスペースを確保したら、光と影が変っていた。これは胃が痛くなるほどの悲劇だ。その煩わしさから解放され、楽しく熱く、光と影と色と語り合えた。今回のボディー内手振れ防止機能と併せて、新しいシャッターシステムもブレ防止に大いに役立っている。以前のシャッターボタンフィーリングは、指の入力に対して正比例していないと言うか、シャッターが切れる位置が深く、少し重かった。だが新しいX-H1のシャッターフィーリングは、人差し指とシャッター機能がリンクしている如くリニアで滑らかだった。

この日、僕は赤い岩、青い海、そして晩夏の光を思う存分、心残りなく楽しめた。撮影が終わり、ふとカメラのファインダーで確認すると、残り撮影可能カット数が5枚だった。1時間強、あっというまに64GB撮影してしまった。X-H1、写真家が光と影と語り合うのをけっして邪魔しないカメラ、それどころか手をひいて、ここからも撮れるよと、新しいアングルをいざなうカメラであることを、沈みゆく南半球の晩夏の光を見ながら思った。皆さんもX-H1で、ぜひ柔らかく明るい春の光と語り合い、遊んでみてください。

 
3月10日(土)・11日(日)、X-H1の発売を記念して、ヨドバシカメラマルチメディア梅田店にて相原正明さんによるXトークショー「ランドスケープフォトの極意」を開催します。ぜひお気軽にご参加ください。^^
https://www.yodobashi.com/store/300023/#0310UMEDA








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by masabike | 2018-03-08 07:36 | タスマニア | Comments(0)
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