富士山遠望

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FUJIFILM X Series Facebookより

富士山遠望

長野県美ヶ原より

FUJIFILMX-T2+FUJINON50~140mm

日本で一番撮影されている風景は?と聞かれたら迷わず富士山だと思う。プロアマ問わずとても多い。僕も年に数回は撮影します。でも実はオーストラリアに行くまではきちんと富士山を撮ったことがなかったです。その理由はみんなが撮っているからつまらないと思うからでした。だが初のオーストラリアに行くときに、日本列島を離れる飛行機の中から富士山が見えました、思わず飛行機の窓に額をへばりつけて眺めました。オーストラリアの旅はバイクで砂漠の縦断を含むオーストラリア大陸一周でした。時は1988年 今と違いインターネットもなく、旅の情報や奥地の状況は詳しくわからずの旅でした。しかも1500キロ以上の砂漠の縦断は命がけでした。だから飛行機の中から遠ざかる富士山を眺めていると、もしかしたら生きて帰れない、見納めかなと思いました

 そして帰国後、初めて富士山を撮影に行きました。同じく京都も行きました。2つとも今やインバウンドの方にも大人気の日本の定番です。でも定番はバカにしてはいけません。とても大事です。定番の撮影は、意外とそれぞれの人の視点の違いが大事です。みんなと同じような作品にならないためにどうするか?それはいろいろな体験をすること、あるいは外から眺めてみることです。日本の風景を個性的に撮りたい方、海外旅行を勧めます。それもなるべく日本と気候風土文化の異なるとこ。たとえばオーストラリア大陸とか南米あるいはシベリア、もしくはパリやローマでもよいです。そうすると外から見ると隣の芝生は良く見えます。一度離れてみると異なる視点が生まれます。Xシリーズはコンパクトそして、その色再現の豊かさは地球上のいかなる風景も、あなたの心に近い色で撮れると思います。特にT&Pro2は防塵防滴耐寒性も強いです。ぜひ旅のお供にXを連れて行ってください。よく素晴らしい風景写真を撮るには、撮影地に住み込むこととも言います。それも大事ですが、一度離れて見ることも大事だと僕は考えます。実はこの考えは、ゴジラの生みの親 映画監督の円谷英二さんから学びました。監督のお言葉で「できるだけ近づけ、できるだけ離れろ」ということがあります。ぜひ皆さんもXを持ち、この考えをお試しください。そして2017年も「和の写心」ご愛読いただきありがとうございました。また来年もXですばらしいこの日本の表情をお届けいたします。2018年が皆様にとり、より素晴らしい年であることをお祈り申しあげます。



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by masabike | 2017-12-28 08:14 | 日本風景 | Comments(0)
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