昨日の和歌山大学での講演はことし行った、公演&トークショウで一番気持ちよく話すことができました。その訳はカメラのことはほとんど語らず、写真本来の話をすることができたからです。
写真の見せ方 読み方 感じ方を中心に話をしましたそして写真も写真以外も含めて過去の名作を見ることの大切さを説きました
露出やテクニカルの話ではなく、どのように感じ 心の中でどのように見えるか?その心の中の映像をどのように実像にするか?そのような話でした
特に今はやりのインスタ映えに関しての話もしました。目立たせるのではく、いかに心に残るか、残すか?そのためにはどのように見せるか?鑑賞者しっかり受け止めてもらうために、どのようにコンセプトを組み立てるか?写真の内面の話です。学生の皆さんはフォトグラファーのwebのテクニカルな話に興味がない、飽きているそんな感じでした。僕もそれは同感です。
また学生の皆さんはインスタ映えにかんして、もうあれは過去のもので、あれははやりものと意外と冷静に受け答えしていただいたので安心しました。もちろんハデハデ写真に関しても、意外と冷静に観察していて、安心しました。大人の仕掛けに意外と食らいつかずに冷静に分析していました
全人類総カメラマン化しつつある現在、テクニカルより何を感じどう表現するかが大事です。学生の方からの印象的質問が「自撮りに関してどう思うか?」でした。僕個人は自撮りは賛成です。人の迷惑にならなければ、記念写真を残したいというのは、存在の証なので当然だと思います。そして自撮り 記念写真は写真の宿命の象徴です。写真がほかの芸術と決定的に異なるのは、その記録性です。アッジェのパリしかり、土門拳の下町の子供たちしかり、撮影時の芸術性をはるか超えるアーカイブ性があります。そんな質問が出てくるところが若い学生の皆さんの面白さです。ぜひこれからも学生向け講演会を開催したいです。そして多くのカメラトークショウをしているカメラマンに問いたい、一度高校生、大学生向けにきちんと写真というものを授業で説明してほしい。カメラを語るのはなく、写真を語ってもらいたい。適正露出や解析現象、レンズのゆがみの話はもう飽きた
追伸
和歌山大学の学生の皆さん、またお会いしましょう!!」
ブログランキング応援クリックお願いします。下のランキングバナーをクリックしてください。