FUJIFILM Facebookより  弧山荒海図




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北海道 利尻富士 稚咲内海岸より望む
FUJIFILM X-T2+FUJINON XF10-24mmF4 R OIS
 

いつもここで述べるように、荒れた天気の時ほどドラマは起こる。そしてそれは千載一遇の撮影チャンス。ではその荒れた天気をどう捉えるか?

今回も大胆な構図で狙ってみた。海と空の比率を9:1ぐらいまでに切り詰めた。その訳は、自分の存在を圧倒するほどの雲の量、厚み、そして変化。これを表現するために、利尻富士は大きさの尺度として使った。頂上が見えないからダメ?それも一つの意見だ。だが僕は山岳ガイドブックのために、山の説明で撮っているのではない。地球のポートレイトを表現するためだ。荒れ狂う地球の息づかいが、山の頂、島全体を覆いつくす雲の存在感によって表現したかった。かえって山全体が見えてしまったら、この世紀末のような雲の存在は薄くなってしまう。大胆な構図、ある意味 現代アートなどの抽象画につながるような組み方だ。そのためにも多くの美術の世界を見ると、自分に取り込むことができる。

しばしば「そんな大胆な構図や撮り方をして失敗したらどうしよう」とワークショップ等では参加者から言われる。でも写真は安全な趣味。露出や構図を失敗しても、死んだり怪我をしたり、ましてやカメラが「へたくそ」とか言って爆発することはない。モータースポーツなどと違い、どんなに失敗しても怪我はしない。だから日常のスナップや近所の公園などでの撮影では、大胆な構図や露出などの色遣いを練習しておくとよい。時間と光の変化に余裕のある時に、試しておけば、いざというときその感覚や経験がよみがえり、視点とカメラ設定が瞬時にできる。写真はある意味スポーツ、いや武道に通じるものがある。鍛錬と道を極めるための心。Xシリーズは多くのプロフォトグラファーの経験に基づいて作られ、かつ進化している。きっとあなたが作品を進化させたい、そんな気持ちに答えてくれる。もうすぐ12月、冬の光は予想外のドラマをあなたに届けてくれる。そのためにも、日々の練習を忘れずに!!




Facebookの掲載原稿に作品を1点追加しました








by masabike | 2017-11-30 12:54 | 日本風景 | Comments(0)
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